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亡き子、有ちゃんが小学生の時にオンラインゲームのチャットルームで出会い、数年間文通等でも交流を続けていた心友、奈美さんが、初めて我が家に遊びに来たのは、2017年1月のお正月(冬休み)でした。



明るくて物怖じしない、ハキハキと答える元気溌剌オロナミンCみたいなコ。

(そういえば有ちゃんはオロナミンCに目がなかった)


その日が初対面となった長女(当時大学1年生)ともゲームの話で盛り上がり、子供部屋のフロアは夜遅くまではしゃぎ声が途絶えませんでした。




そんな楽しいお正月から、一週間するかしないかで、自ら還って逝った有ちゃんのことを、自宅に帰った奈美さんが知ったのは、本人からの遺書が郵送されていたからです…。


1月下旬に行われた葬儀告別式に、再度はるばる福岡からたった一人で駆け付けてくださり、広いホールで不安そうにキョロキョロしていた制服姿の彼女を、今でも私は切なく思い出します。


本当にありがとうございました。




そして2017年から2021年まで欠かすことなく、夏休みや冬休みを利用して、もう一人の、さいたま市内の心友Aさんと一緒に、自宅弔問に来続けてくださったことも、この1月に入ってから…毎日欠かさずに思い出していました。



そうです。


誤魔化すことなどできやしない悲しい事。



突然の訃報は当たり前に信じ難く、火葬場に駆け付けてもなお実感が涌かずに、私ども夫婦とAさん親子は唖然とするだけでしたが、毎年弔問にいらしてくれるはずの1月になってから、さすがに喪失感をダイレクトに味わいました。


ああ…、やっぱり目に見える姿では来ないのか…と。




そんな折、つい先日、職場の事務所デスク上に配られていた、社員さんの出張土産『博多通りもん』という、福岡の銘菓を目にしたとき、胸が締め付けられ、手に取ることもできませんでした。


有ちゃん亡き後、奈美さんがご実家方面からわざわざ手土産にと、お供えしてくれたお菓子だったからです。


配られても手に取れず…、いや見ただけで溢れてくる5年間の想いを、どうにか封じ込めるのがやっとでした。



博多通りもん

傑作まんじゅうというキャッチに恥じぬ、激ウマ銘菓ですよね。


これからはもう奈美さんの手では、有ちゃんコーナーに上がることのない悔しさ。

(食い意地が張ってるわけではなく)


私たち家族にとっては、切なく愛しい『悲しみの銘菓』になりました。

5年間、本当に…、本当にありがとうございます。



有ちゃんにしろ、奈美さんにしろ、ブログに目を通してくださるご遺族の大切な人達は皆、悲しかったこと、苦しかったことは、こちらの世界に置いていけたのでしょうか。



📹撮影心友 Aさん

2015年…1月、浅草花やしきで、初めて会合したときのもの。



『楽しい思い出もたくさん作れました。ありがとうございました』と、有ちゃんの遺書には書いてありましたが、その思い出も置いていったのでしょうか。


苦しい辛い思い出も、楽しい思い出も両方とも置いていったから、遺された者は頭に浮かべるたびに、やりきれない想いと共に悲しむのだろうとは思います。

でも、他界した人と、この両者の思い出を共有できているといいなと私は思い、願っているのです。


苦しかったことも、楽しかったことも。

(そんな都合良くはいかないかな)


その上で、いまはのびのびとあの子たちの魂は遊び回っていることを祈り始めている6年目。


それでもわりと近くに、時には自分と一体化して『お天の通りもんたち』を感じることもあり、悲しみを抱いてゆく道中であれ、ほんの少し嬉しいなって思うのです。


姿が見えなくとも、とても大きな存在の有り難さを。

星のしずく*管理人




◆自死遺族の集い

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★第21回 集い 2月5日(土曜日)、2月6日(日曜日)◎二日間オンライン

★2022年2月12日(第2土曜日)アートワーク『紡ぐ光の物語~第4章』◎桶川市民ホール響の森


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◆tanaken314(田中幸子)Ameba Blog

  2006年から訴え続けてきた・・・見当違いの自死遺族支援について
  ・2009年 自死遺族の自助グループ活動がようやく国に認められた
  ・言葉にできないかなしみ(悲しみという言葉さえも軽い)
  ・忘れたくない どんなに悲しくても

  他、記事更新。



◆自死遺族支援弁護団

 *HP更新コラム⇒『「事故物件」問題について思うこと
 *自死遺族のための法律講座『相続人について
 *きよし弁護士たかし弁護士の自死遺族等相談室『自死遺族大学生に対する経済的支援について



◆埼玉県立精神保健福祉センター(福祉関係先リンクページ)

 埼玉県内各地の自死遺族の集いについて、最新情報が更新されています。



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 『菊池川 大地の呼吸 残照スケッチ』(1/19更新)



◆祈りのろうそく/いつか Ameba Blog

 お天(そら)の娘へ捧げるハート型キャンドル、レッスン開催報告他ブログ更新



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 機微を穿つように綴られた事後からの想いと、息子様を偲びながら詠み続けた追悼俳句集『想ひ出歳時記(書籍リニューアル版)』は、「星のしずく*わかちあいの集い」「星のしずく*アートワーク」で置かせていただいております。(持出自由) 



◆八咫烏~やたがらす~オンライン読書会

 ご不明な点がありましたら、『星のしずく』HPメールフォーム、もしくはAmebaのメッセージでも遠慮なく詳細についてお問合せください。

 テーマ書籍は『人形』/小林秀雄著『祈り 上皇后・美智子さまと歌人・五島美代子』から『母の歌』⇒終了しました。



◆雨宿り (パートナーを自死で亡くされたご遺族の集い) 

 *1月の集いは、1月29日(第4土曜日)14:00~16:00を予定しています。

 ※1月の集いは感染症拡大状況から同日オンラインに変更になります。(要予約)

 *2月の集いは、2月26日(第4土曜日)14:00~16:00を予定しています。

 ※開催場所は暫しお待ちください※



◆府中 雨宿り (子供を自死で亡くされたご遺族の集い)

 *オンラインの集い(予約制)

  原則として毎月第3土曜日 14:00~16:00



◆自死・自殺に向き合う僧侶の会

  *1月の集いは1月27日(木曜)午前10:30~(中止の場合はオンライン変更)
  *1月の集い(オンライン茶話会は基本的に毎月第4木曜日に開催(予約制)。
   日時:1月27日(木)午前10時30分〜正午ごろ
   定員:20名
   締切:1月月25日の正午または定員に達し次第

  *亡き方へのお手紙を、開封せずにお経をお勤めしお焚き上げする「虹のポスト」
  ▽送付先▽
  〒270-0137  千葉県流山市市野谷563-1
  「虹のポスト」係



◆自死遺族とうきょう自助グループみずべの集い

 *2月の集いは渋谷会場、2月27日(第4日曜日)13:15~16:00を予定しています。



◆一般社団法人 全国自死遺族連絡会

 *自死遺族等の権利保護研究会

  ⇒自殺総合対策の推進に関する有識者会議(第4回)に対する質問・意見 ~大綱見直しに向けた資料開示のお願いおよび質問・意見

  ⇒全国各地の自死遺族自助グループによる会リンク一覧


▽それぞれの詳細はこちら▽

→星のしずく*心を繋げる場へ←


photo/田中みぎわ様



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星のしずく*管理人


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有ちゃんの命日翌日、故郷の霊園に向けて早朝出発したはいいものの、途中郡山駅で強風大雪のため、ポイント点検があったらしく、約5時間強、東北新幹線他が停滞してしまい、遅延だけでなく運休便も出るとのアナウンスが流れていました。


これはアカンと、チケットを運行予定便に換えて待合室で待機していましたら、取り換えた便も運休になる始末。


運行予定便到着10分前に、漸くそれに気がつく私も私ですが……チケット窓口は長蛇の列。

どう見ても無理、乗車に間に合いません。


駅員さんにグチグチ言いながら、強引に指定席を持たない状態で『はやぶさ』に乗り込ませていただくことに。



がっ!


有ちゃんの基地に手向けるために、お気に入りショップでアレンジしたフラワーが手元に無いのです。



はっ(;´゚д゚`;;)………


さっきトイレに行ったときか!




エスカレーターを涙目の逆走で駆け下りる『変なオバサンひとり』。



有ちゃん、

マミーは相変わらずこんなことをやらかしています。

横で失笑していることでしょうね。




まるで冷凍庫。


2年前、実母の葬儀以来の、真冬の帰省になりました。



5時間強の遅延もありましたが、想い偲ぶことも、彼の人たちと対話することもたくさんあり、お伴の本もありで、退屈とは無縁です。

かえって良い時間を与えられたような。



途中、実家で一人暮らしの父から電話で、有ちゃんの話題がガツンと出ましたが、


…そうだな、あまり言わんでおこう、ダメだダメだ、悲しくなるからなぁ…

と、話すのをすぐに止めてしまいました。



私としては、もっと会話に出してほしい。


父と私が共有している、有ちゃんの思い出話を今ならもっともっと一緒にしたいのです。

(や、前からかな)

が、父はいつもこんなふうにパッと途中で止めてしまう。

(主人もそんな感じなのかな、そういうところは似ているな)





どっぷり日が暮れてから実家に到着。


宿泊予定の2階床の間は、既に暖房であたためられていて、そしてラックの上には、



まだ首も座っていない頃の、有ちゃんの写真が飾られていました。



こんな懐かしい写真を引っ張り出して………!

(有り難いような悲しいだけのような、でも嬉しいような…)


アカン切なさが溢れ出す。




 ――無口になる雪の夜――







翌朝、実家から車で5分の霊園に行くと、歩道から基地に入っていく道がありません。



&アカン寒さ。




人間除雪者、始動。(父84)



父『おい、車から出てきて手伝え


私『いや、ここで見てるよ。歩く姿はもう見納めかもしれないし』← 一言余計。


(アカン寒さに車から出れないだけでした!?汗)



父『はぁ?




有ちゃん基地の、お線香を灯す小窓が、凍って開きません。


ほんまに開かん(アカン)(^_^;)。


供えたみかんは冷凍みかんになりかけましたが、悴んだ手で皮を剥き、父と母と有ちゃんと、階上岳と遠く水平線を眺めながら4人で黙々と味わいました。


2022(東)北の国から。

星のしずく*管理人



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1月12日、あれから5回目の、うちの娘 有ちゃんの命日でした。



有ちゃん繋がりのブロ仲間さんのメッセージから知ることになった、シンガーソングライター優里くんの『かくれんぼ』という切ない失恋ソング。

姿が見えなくなった有ちゃんを宙(そら)に探し続けていた自分の気持ちと重なり、以来お気に入りのシンガソングライターになりました。


その優里くんの1stアルバムが、有ちゃん命日に発売と聞き、偶然にしてもドッキリしたものです。


予約していたので、待ちきれず発売前日にフラゲ(^_^;)………。

や、しかしこれは、様々なご縁から届いたエールサインなのだ!と、夜が明けるまで我慢して今朝、特典DVDのライヴ動画を朝食しながら堪能しました🌟。



優里くん直筆メッセージ印刷入りの、記念レシートも嬉しいです。


狙ったわけではないけれど、フラゲのため、レシートの日付は1月11日。

そしてアルバム名は『壱』。


【1111】、来ました🌟。




そして職場では、社員食堂の調理場にいる御局様から、キャンドルアートワークに使う割り箸をまたどっさり!いただくことに🌟


それとは関係ないけれど、たまたま勤務は早めに上がれることにもなり。

夕刻には、有ちゃんが通っていた中学校の、当時の校長先生と現教頭先生が弔問に来てくださる予定でしたので、早めの退勤は有り難いです🌟



さて主人はといえば、職場の新年会へ出かけていきました。

(これが去年までなら、娘の命日に新年会ってなんだよ!と、グチグチしていた私だったことでしょう)


しかし、彼も踏ん張ってきました。


5年前の新年会では、なにか表彰される予定だったのに、有ちゃんの事があり出席できなかったこと、それでも三次会あたりで声をかけてもらったので、会場まで私が車で送ってあげた時の、憔悴しきった横顔を思い出します。


踏ん張っただけでなく、頑張ってきたと思います。

なので今宵は楽しんできてください。


命日じゃなくとも、いつも有ちゃんのことを想っていることは、私がよく知っていますから🌟



都内に居る長女からは、特別LINEも入りませんが、彼女なりに有ちゃんのことは忘れるはずもなく、なにかの拍子に否が応でも思い出していると想像しています。

とても仲の良い、心の奥底ではお互いを思いやっている『アナと雪の女王』の主役の二人のような姉妹でした。



そんなことを思いながら、ふたり夕飯後のデザートは弔問でいただいたお菓子←。

ありがとうございます(^^)。


有ちゃんと共に味わいながら、ニャンズをなでなで、今宵も優里三昧🌟



さあ、ゆるりまったりと、と思いきや、


あら………?

もう新年会から帰ってきました。


命日だからって無理して帰ってきたんでしょうか。

手土産ケーキもあります🌟………(不気味やな)←あ、有ちゃんへの土産か。



なにとも、お星さまが7個点いた今日は、娘の命日という悲しい日のはずなのに………ささやかながら悪くない日だなと思いました。


悲しみはあっても、以前のように苦しくはない。


明日も、今日も、一分先も、今を、生きているのが苦痛になってしまったあの日。

苦しいのに死ねない、死ぬこともできないのに、生きるのも無理だと思っていたあのときとは、違う今日になりました。


出会ってきたたくさんの人の優しさに助けられてきたからだとしみじみ思う命日になりました。

(ときにはご指摘もありがとうございます)



悲しみ年齢満5歳になった今日は、青天真冬日。


6年目スタートの明日は猛吹雪の大荒れ予報がでているようですが………!?

有ちゃんと共に八戸へ向かいます。

星のしずく*管理人




◆自死遺族の集い

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全国的に真冬日が続いていますが、朝からすっきりと晴れ渡り、陽射しが有り難いと感じた1月9日さいたま市内で、第20回『星のしずく』自死遺族の集いを開催しました。


参加者は計21名様

うち初参加の方は2名様


自己紹介後、4テーブルに分かれて、会を始めさせていただきました。





家族間、夫婦間、親族間の、思いのズレからくる気苦労話。


何かの拍子に突然あふれ出す大切な人への切なく愛しい想い。


グリーフケアの本質について、体験を元に感じた各々のお話。



 *


有名人の元ご夫妻が事後メディアに出たことから、『報道の在り方』『自死への偏見』等について思うこと、期待したいこと、様々な観点から皆で語り合う場面もありました。



 *


亡き人の魂はそばにいると思っていていいのか。


大切な人を感じられる『時』や『物』『出来事』についてのお話。



 *


周囲に極力知らせていない場合、逆に周知となっている場合、それぞれが抱え続ける苦悩も話題に。



亡き人のことを遠慮なく語り合える場の必要性についても聞かれました。



 *


亡くなった事を知る人からも来続ける「あけましておめでとう」の年賀状に対するもやもやした思い。


やはり亡くした気持ちは経験した人でないとわからないのか。



 *


悪いことをしているわけではないのに、人を避けてしまう。

怯えてしまう。


自死の場合、家族が追い込んだ、救えるものを見殺しにした、そんなふうに思われるのではないか。


思いがけない出来事があったとき、身の置き所に苦慮してしまうこと。


お墓選び、お寺選びについての懸念。



 *


ある程度時間が経つともう大丈夫と思われてしまう。


大丈夫なわけがないが、大丈夫な演技をしてしまう。


……………………



13:30〜16:00過ぎまで、お話は尽きることなく続きました。


とても悲しい事で繋がった集い。

それでもときおり笑い声も上がることは奇跡にも思え、とても有り難く、心が解される瞬間だと感じます。


身内同士、友人だからこそ話せないことを、思いや考え方の違いはあれど、親身になって聞き合う濃厚な時間にもなるので、その後の脱力感も必然的にあるとは思いますが、今日という日に目の前で出会え、ほんの一瞬であれ通じ合えたことに感謝したいと思いました。


参加された皆様、長時間お疲れさまでした。

ありがとうございました。

ご自身の息子様への想いと共に綴った追悼句集『想ひ出歳時記(リニューアル版)』を寄贈くださったrestinpeace0302さんにも感謝し申し上げます。



会場入りした皆様の数より多く、同伴されていたと感じる『大切な人』を交えたコミュニティー、今年も毎月一回の集いを継続していきたいと思っています。



 ◆ ◆ ◆


次回第21回星のしずく自死遺族の集いはオンラインで、2月5日(土曜日)、2月6日(日曜日)の二日間、13:00〜15:30です。

(ZOOM入室パスコード配布のため要予約になります)。


お日にちが合うようであれば、そしてお気持ちが向きましたら、参加ご予約をお待ちしています。

星のしずく*管理人


photo/田中みぎわ様



◆自死遺族の集い

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昨年一月もブログで書いていたとおり、ずっと恒例行事にしていた大宮の氷川神社初詣に、事後からは家族四人で行くことはなくなりました。


それでも、自宅に小さいながらも神棚を設置しているので(私には棄てるのも可哀想に思えて)(腹が立った時期もありましたが神様の所為でもないしなぁ)、それからはずっと一人で三が日を過ぎてから、仕事の帰りや休みの日に参拝に行っています。



今年ももちろん一人で。


いや、………ふたりで、かな。


見えなくなった、有ちゃんとふたり。



主人も、長女も、きっとそこへ三人で行くことは、かえって有ちゃんが居ない(一人だけ見えない)ことを意識せざるを得ないので、寂しさの方が強く感じられて嫌なのだろうなと思います。


長女はもう巣立ちして都内で生活しているので、わざわざ呼び出し、連れ立って行こうとは考えませんし、主人とは…本人から率先して『今年は行こうかな』という申し出でもない限り、新年早々無理はさせたくないスポットです。



それだけ楽しい家族の思い出が詰まっている。


寂しさばかり感じてしまう家族の気持もわかるので、私一人で有ちゃんを心に伴って出かけるほうが、母娘ふたりきりのデートになるし、悪くはないな…かえって良いな…と、ますます思えるようになった今年の一月でした。



朝から、まさかの雪予報が出ていた寒いさいたま市。


仕事が休みだったので午前中早めに出発して、有ちゃんと語らいながら、懐かしい家族の思い出も然り、近況も一方通行であれ語れるようになった『今の状況』への御礼を済ませました。



さいたま新都心から約一駅ほど続く、長い参道は約2キロメートル。


この道を有ちゃんと歩くのが、私の新春ルーティンになりつつあります。



語らう話題は尽きません。


嬉しかった話、悲しかった話、悔しかった話、さまざま。



帰り道、さいたまスーパーアリーナが見えてくる頃には小雪もちらほら。


一昨年は立ち寄った思い出のジャズ喫茶は、木曜日定休日なようで残念でしたが、他に新しいカフェをいくつか見つけました。




この日雪が降ったのは偶然だろうけど、有ちゃんと私にはお誂え向きだよね〜(*´・ω・)(・ω・`*)

と。


ふたりとも寒い地方出身だからね〜〜(*´・ω・)(・ω・`*)

と。


さいたまにしては珍しい凍えるような雪日になりましたが、寒さ知らず巷の熱々カップルに負けない一体化、軽やかな足取りで、参道をゆく2022新春の私たちふたりなのでした。

星のしずく*管理人




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コロナ禍になってから、集い会うことのできなくなっていた遠方のご遺族たちに、新年早々1年2ヶ月ぶりに再会できました。



大切な人に先立たれ、ショックの嵐の中をやっとの思いで這って向かった遺族会で出会った、謂わば『1番苦しい状態のお互いを知っている』者たち。


飾らないどころか『どん底の心理状態にあるお互いを直に知っている』者たちです。



各々の生活事情の変化であったり、タイミングが良くない事もあったり、やはりコロナ禍であることも会えない理由でしたが、年の瀬に一気に再会への流れが加速、久々にお会いすることができました。


チームK各々の中間地点として今回選んだ集合場所は、



群馬県の高崎駅西口へ向かう通路にあった『だるま市ご案内看板』のだるまの前。


去年の秋、亡き娘 有ちゃんの傘を、お忘れ物カウンターに取りに行って、初めて降り立った駅です。

(まるで、この日の待ち合わせ場所の下見にでも向かっていたのかと思わされるような、この一連の流れ)



コロナ禍がほんの少し落ち着いているためか、2022お正月中はどこも激混みです。

一箇所だけにコースを絞ることにし、上信電鉄で上州富岡駅まで更に移動、そして、



2014年ユネスコ世界遺産一覧表に記載された、富岡製糸場を目指して歩きました。




富岡製糸場正面入口真ん前にあるお食事処『はや味』で腹ごしらえ、おっきりこみうどん下仁田ネギと舞茸の天婦羅



お約束の昼ビールで再会(生きて会えた今日)に乾杯、ときおりシビアな会話も飛び出す我々が悲しいご縁繋がりであることは、店内の誰も知るはずもない。

けれど、もしかすると我々も知らないだけで、隣のテーブルで食事するグループが、思いもよらない繋がりの仲間たちであることも無きにしも非ずですね。


今でこそ、家族、親子連れからもほどよい距離を置いて、見た目は自然に行動できるようになったものの、これまでの道程を思い返すと、なんとも言えない気持ちになります。





富岡製糸場、正面入り口前。


国の大切な文化財であると同時に、2014年には『富岡製糸場と絹産業遺産群』としてユネスコ『世界遺産一覧表』に記載。





遺産である建物や展示物を見たりする合間にも、近況報告や世間一般的な話題は尽きません。



太陽は西の山に沈みはじめたので、夕暮れが近づいてくる前に、もと来た道を戻り始めます。




高崎駅西口に、この日開店したばかりという『ウマ◯−UMAMARU』馬の肉と日本の酒店。

体の免疫力も上がったでしょうか。


《店員オススメ群馬の地酒←辛口指定》

谷川岳(超辛口)

赤城山(辛口)


群馬県高崎市八島町117番地3

📞027−329−6365



旧年中の悲報や諸々の事で体調心調を崩したこともあり、正直この年末年始はかなり構えていたのですけれど、同じような悲しみを大切に抱いて歩み続けている皆様が、生きて存在していてくださるだけでも、力を貰えることが本当に多いです……。



ブログを通してのコメント、閲覧、メッセージ。

メールやLINEからのご助言、時にわかちあえたり、ドストライク画像(笑)、涎情報←。

そして再会できた皆様にありがとう!を年始から呟きまくっている私です(^_^;)。


や、本当にありがとうございます。



娘がこの世で見えなくなってからは、突然私だけ此処にとりのこされたような、それでいて娘だけを過去にとりのこしていくような??……、妙に正反対の喪失感に襲われ、絶望的な寂しさと重苦しいだけの日々が続いていたものですが、共に歩んでいるのだなと感じられることが実感として多くなってきている、事後から五回めの初春。


今年もどうぞよろしくお願いします。

星のしずく*管理人




◆自死遺族の集い

星のしずく・インフォメーション

★第21回 集い 2月5日(土曜日)、2月6日(日曜日)◎二日間オンライン

★2022年2月12日(第2土曜日)アートワーク『紡ぐ光の物語~第4章』◎桶川市民ホール響の森

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2022年2月の自死遺族の集いへのご案内です。

(奇数月は対面で、偶数月はオンラインで開催しています)


日 時 ①2月5日(土曜日)13:00~15:30
     (参加ご予約4名様 1月16日現在)
    ②2月6日(日曜日)13:00~15:30
     (参加ご予約9名様 1月16日現在)


(クールダウン延長茶話会あり。任意でご参加ください。)15:30~


パソコン、スマートフォン、iPhone、タブレット、それぞれの端末から参加可能。
事前にZOOMアプリをダウンロードしていただく必要があります。

*要予約です(事前にパスコード送信のため)
*参加費は無料です。
*参加者は自死遺族(パートナーは婚姻関係不問)のみの集いです。
*匿名での参加も可能です。
*若干のルールのもとで行っています。
*埼玉県外からの参加も可能です。
*営業・調査・研究目的の参加はお断り申し上げます。
*『星のしずく』は遺族当事者が運営する非営利民間団体です。

◆損害賠償や相続、労災認定他、具体的な問題のご相談がありましたら、スタッフにお申し付けください。自死遺族に理解のある専門家へお繋ぎできればと思います。

お気持ちが向きましたらご参加下さい。

【参加お申込み方法】

①Amebaのメッセージメールから

②星のしずくHPお問合せメールフォームから

③管理人への直メアド・LINEをご存じの方はそちらへ

★参加お申し込みアドレス

 hoshinoshizuku0922@gmail.com

★⇒参加お申し込みメールフォーム直リンク

※所用や体調不良でキャンセルになるときには、ご一報いただけると助かります。

星のしずく*管理人

 * * * * * * * * * * * *
◎取材を管理人個別で受けさせていただきました。⇒Yahoo記事取材テキスト版 
 * * * * * * * * * * * *

◎対面会場にrestinpeace0302さん(子供を自死で喪)のAmeba blogの書籍リニューアル版『想ひ出歳時記』を数冊置かせていただいてます(貸出自由)。

機微を穿つように綴られた事後からの想いと、息子様を偲びながら詠み続けた追悼俳句集です。
 * * * * * * * * * * * *


【2022年開催予定日】

 ◆第20回集い終了⇒開催報告

 ◆2月5日(土)、2月6日(日)二日間、第21回集い(オンライン)

 ◆2月12日(土)、アートワーク『紡ぐ光の物語~第4章』◎桶川ホール響の森⇒詳細、お申込みはこちら

 ◆3月12日(第2土曜日)第22回集い◎武蔵浦和コミセン(サウスピア8階)


▽2019年~2021年▽

【星のしずく*開催報告過去ログ一覧】


紡ぐ光の物語~第4章~
『光の鼓動*雪解けキャンドル』アートワーク開催のお知らせです。


(キャンドル/まりーさん)



遠いようで近い


近いようで遠い……



彼方との隔たりを強く感じるとき、遺された者は言い知れぬ寂しさと虚しさで、途方に暮れてしまうこともあると思います。


深々と降り積もる雪のような虚しさに、こころを閉ざされぬよう絶やさずに灯し続けたい大切な人への想い。



第4章は、積雪を押し上げて咲き出す、大地の芽吹きをイメージした『雪解けキャンドル*光の鼓動

大切な人へ届きますよう思いを込めて作る二本(対)のキャンドルアートワークです。



(キャンドル/まりーさん)


環境に優しい、煤が出にくいソイワックスをメインに、二本作ります。

(一対を意識して作るのも、それぞれ別仕様で作るのも自由です)




会場に草花資材をご用意。(香りも数種類ご用意します)




熱い蝋なのに雪遊びでもしているかのような、遊びごころのある作業工程で心を解す。



(キャンドル/Team.B.)



前回のアートワークに続き、都会の喧騒から少し離れた桶川市民ホール『響の森』で開催します。



◆日 時 2022年2月12日(第2土曜日)

     13:45~16:00時頃まで(受付13:30より)


◆場 所 響の森~桶川市民ホールさいたま文学館2階【大会議室】

     (JR桶川駅西口 徒歩5分強)

     〒363-0022 埼玉県桶川市若宮1-5-9

     ※アクセス詳細はリンク先を参照


◆参加費 2300円(資材・機材・会場・開催費)

◆定 員 12名(前後)

(参加ご予約14名様/1/9現在)


*資材準備のため要予約です。

*参加は自死遺族(パートナーは婚姻関係不問)のみのワークです。

*集いに参加されたことのない方でも可。

*仮名もしくはニックネームでのお申し込み可。

*埼玉県外からのお申し込みも任意可。

*営業・調査・研究目的の参加はお断り申し上げます。

*会場案内は『星のしずく』と表示されています。


🔺マスク着用、ゴミは集会室のゴミ箱へ、設置のハンドジェルで消毒をお願いします。

(館内に飲料自販機があり)



【参加お申込み方法】

①Amebaのメッセージメールから

②星のしずくHPお問合せメールフォームから

③管理人への直メアド・LINEをご存じの方はそちらへ


★参加お申し込みアドレス

hoshinoshizuku0922@gmail.com


★⇒参加お申し込みメールフォーム直リンク

※所用や体調不良でキャンセルになるときには、ご一報いただけると助かります。


 * * *


◆ワーク講師

まりーさん(クリニカルアート士)

・日本臨床美術協会資格認定会員。アートを通して人々の健康と豊かな社会を目指します。

・キャンドルディプロマ取得


 * * *


大切な人への思いをあたためながら、じっくり取り組めるアートワークにしたいと考えています。

お気持ちが向きましたら参加希望のご予約を、お待ちしています。

星のしずく*管理人




◆自死遺族の集い

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★第21回 集い 2月5日(土曜日)、2月6日(日曜日)◎二日間オンライン


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憔悴しきっていたのを舐めてました。


自発的に色々と取りかかっていたこと、そのための地固めも必要なこと、けれど進まないどころか長期戦になるであろうこと、そんな最中での想定外の悲しみ、訃報。


特に悲しみに向き合うのを半ば端折り……いや誤魔化そうとしたのか、あれこれ予定を詰め込んで、私は動いていました。


けれど、良いか悪いかは別にして、心身両方が一気に悲鳴を上げたので察知でき、さらに客観的な視点から見直しできる状態でもありましたので、憔悴しきっていたことをあっさりと素直に認め、意識してゆるりモードで過ごしています。


そういう環境にあることは本当に有り難いですし、あらためて周囲の皆様と家族には感謝ばかりです。



📷(ガイドパンフより)


Well−being

自然に帰ろう。


2021.12.10〜リニューアルオープンしたという『ムーミンバレーパーク*メッツァビレッジ』に、やっと足を踏み入れることができたのも、有ちゃん繋がりのブロ仲間さんの記事からでした。



有ちゃんは、たとえるならばムーミンみたいな子でした。


ふわーんとして誰も拒絶しない、断ることを知らないというのか、人あたりが良いといえば良いのでしょうが、その代わり自我を外へ出せないタイプで、かえって生きづらさに繋がってしまったのかな…と。

(今更ながらの勝手な考察ですけれど)


心友であった奈美さんも、なんでも引き受けちゃう、一見明るくて華やかで、気の良い優しい子だったのだなぁと。

お母様から聴くお話にも、私の知らない奈美さんが更に大きく広がり、愛しくなっていきます。

接する時間こそ長くはなかったけれど、たくさんたくさん思い偲んでいます。



「久々に………こんなに泣けるかというほど泣いた」


という主人でしたが、私は暫く泣けませんでした。



12月に入ってからは、堰を切ったように涙がとめどなく流れますが、心はだいぶ穏やかになるようです。




 泣きたかった。


 ちゃんと悲しみたかった。


でも時間を置いてからでないと、出せないこともありますね。




以前から、家族で楽しみにしていた『ムーミン谷』が、埼玉県飯能に完成する前に、器のある有ちゃんは還って逝ったので、もう二度と家族では足を踏み入れることのできないスポットかもしれないと考えていたのです。


2021年12月吉日、とても寒い冬日でしたけれど、有ちゃんとそして奈美さんも、私の摘除した空の左肺部分に伴い(あたためながら)、歩くことができました。



📷飯能のムーミン谷、初散策。



📷ムーミンは意外に小さかった!?


自宅にある特注ぬいぐるみとほぼ同じサイズ、ということはあれは実物大ムーミンだったのか。



📷男は背中で語る。←


焚き火にあたるスナフキンの背中。



📷私もスナフキンの真似っ子。



📷ムーミンの部屋


描きかけの絵が置いてあったので、絵を描くのが好きな子なのかな?ムーミンも?



📷ミィの部屋(左)かわいい!


📷パパの書斎も雰囲気あります。



📷アートワークショップ。


有ちゃんと奈美さんならば、何を描くだろう、何を作るだろう…と、アートワークには二人を重ねて思うことが大きく膨らみます。


有ちゃんは14歳で還ったので、作品数こそ少ないのですが、なかなか面白い自由研究もあります(*^^*)。


📷世界の民族衣装(画材:色鉛筆)

/有希(小学5年生時)


ひらひらドレスが好きでしたからね~細部も拘りを持って描いてるなぁと。



📷ホームレス・プリンセス(資材:ダンボール箱)

/奈美さん(大学1年時)


この発想と美的感覚、なんとなく風刺も含まれているようでたまらないです(*^^*)。

彼女自身を作品の一部として組み込んでみたという意欲的な作品で、私のめちゃお気に入りです。


もしも有ちゃんも加わっていたプロジェクトであれば、怪しいオブジェをダンボール箱で作り盛っていたと思われ、(ニヤニヤと)切ない想像で胸がいっぱいになってきました。



📷献杯🍻 


ときどき、羽をのばして。


自然に帰ろう。



有ちゃん繋がりの仲間たちから、そしてこの時期リニューアルした谷のキャッチコピーにも、メッセージを感じずにはいられませんでした。


タイミングが揃い過ぎるような不思議も、実は自然なことなのだと。


大切な人たちから感じる便りに、此方からもずっと『祈り』を送信し続けたいと思いました。

星のしずく*管理人




◆自死遺族の集い

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予知夢というのでしょうか。


二十年ほども前、とても悲しい夢を見ました。



真っ赤な服を着た女の子が、ある日忽然と姿を消すという、恐ろしく物悲しい夢。

たとえ夢であれ、押し寄せてくる不安に耐えられなくて、ハッと目を覚ましたのを憶えています。


以後、人に会えば誰彼かまわず話して聞かせるほどでした。



『悪い夢を見たときには、誰かに話して聞かせると、それは正夢にはならなくなる』


本当かどうか、そんな話を何かで読んだり聞いたりしていたからです。


悲しい嫌なことが起きるのは阻止せねばならないと、それ以降、自分の娘たちには意識して赤い服を着せなくなりました。




ところがある時、とても可愛らしい赤い冬物マント(ハリーポッターの制服の上に羽織るようなあれ)を、姪っ子のお下がりで譲り受けたのです。


有ちゃんは、それをとても気に入って、小学校低学年時代の冬に羽織っていました。


身長140センチ用の小さな赤いマントなので、着れたのはほんの僅かな間だけ。

有ちゃんの体の成長と共に、箪笥の肥やしになりました。



なのに、今思えばなぜなのか、最後のクリスマスになった2016年、家族恒例のディナーに出かける際に身につけていたのです。


なんでこんな小さいサイズのマントから、腕をはみ出させてまで羽織っているのかな。

あ? そろそろ新しいお洒落なオーバーコートを買ってやらないとな☆ そう言わせるアピールかな、などと、オメデタイ私は思っていたのです。



毎年一枚ずつ壁に増えて飾られていくメリクリ写真は、それが最後になってしまいました。


最後の写真を、事後に見つめていたときに、遠い昔に見たあの悲しい夢をざわざわと思い出したのです。



こじつけといえばこじつけになるのか。


二十年も前に見たあの夢は、私に警告していたのに、見逃してしまったと。


たかだか『後味の悪い夢だった』に過ぎないとしても、恐ろしく悲しい事が起きてしまってからは、結びつけて自責の一つになってしまうのですね。




これほどまでに、自責の念に悩み苦しんでいたのに、また一つ、私は見逃してしまいました。


赤い服の女の子を、目の前で写真を撮ったり、並んで歩いたり、長時間共に居て色んなお話をしていたにもかかわらず………


📷『波乗り帰郷


姿が見えていた奈美さん(左)と私(右)の、最後になったツーショット。

(なんとなく、大人になった奈美さんと有ちゃんにも見えなくもない…)



さいたまの大宮駅で待ちあわせしたときに、目の覚めるような赤い服を着ていたのがとても印象的でした。


ヘアーリボンも口紅も真紅で、


『ああ、この子は赤が似合うなぁ、素敵な女性になってきたなぁ』と、眩しさに目を細めながら、またもやノー天気に眺めていたのです。




有ちゃんが見えなくなってからも、親友の奈美さんとAさんは毎年弔問に来てくださいました。


命日のある一月は、自宅で長時間お話しながら、食事しながら過ごすのが恒例になっていました。


同じ年頃の子たちを見るのがとても辛かった時期もあります(今でも時々)。


けれど彼女たちから聞かされる『明日の話』、『続*明日の話』、そして奈美さんが描いてくださった油彩画『祈り〜明日へ』では、この世だけでなく来世までの果てしない希望をも、私に見せてくれました。


大袈裟ではなく、命の(心の)恩人の一人です。


なのに


また私は見逃してしまったのだな、と。




還ったのは、10月31日、ハロウィーンの日だったそうです。

悲報を聞いて数日後に火葬場へ。

たくさんの学友さんたちに続いて、この世での姿に、私も手を合わせました。


気持ちは追いついていくはずもなく、有ちゃんのときのように、なんの話? なぜ? いつから? 何に苦しんでいたのか……原因は……を、ぐるぐるぐるぐる考え出します。


そんな最中、先月移動中バスの中で、突然『心が苦しくなった』のは、ひょっとしたら奈美さんからのメッセージなのかなとも、考えました。


『どんな苦しみだったのか知ってほしい』と。





私は貴方の苦しみをほんの少し知ったけれど、当たり前に悔しいのです。


もっともっと、貴方の作品を見れると楽しみにしていました。

有ちゃんも心に伴って行こうと、学祭に招かれる日を楽しみにしていました。


でも、




一番悔しいのは貴方自身なのですよね。



苦しかったね。

あれは本当に苦しい。



貴方の描いた『祈り』のようなあの世界で、貴方は貴方らしい笑顔で居るでしょうか。

大切にしていた人たちに逢えているでしょうか。



12月18日、四十九日。

遠くからですが、たくさんたくさん思います。

そしてこれからもずっと祈り続けます。


姿こそ見えなくなりましたが、あの世とこの世、隔たりなく行き来できますように。

ずっと有ちゃんとも私とも仲良くしていただけたら、嬉しいです。

星のしずく*管理人




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