怪談

 共働きの両親に育てられた私は、小学生時代夏休みともなれば母方の実家に軽く一週間は預けられていました。

(預かって面倒をみてくださった母方実家の方々には感謝ですね💦)



 その母方の実家には四つ年上の従兄が居まして、夏休みに集まった親戚の子どもたちに怖い話(怪談)を聞かせるのが趣味で、嫌がる従姉弟たちを怖がらせて楽しんでいたようです。


 その点、怪談好きの私と妹は毎回楽しみにしていましたし、従兄のコレクションであるコミックス『うしろの百太郎』だとか楳図かずおのホラーコミックス集だとかを本棚から失敬して読み漁っていたものです。



 しかし、夜には怖くてトイレにも行けなくなり、オネショをよくしては、お泊り組の子どもたちを困らせていました。



 それでも怖い話は大好き、止められない。


 ホラー映画も数多く観てきた口です。




 けれど、今ではもう興味が湧かなくなりました。


 いい加減そういう年齢でもなくなったと言えば、そうかもしれませんが、それよりも有ちゃんが自ら還って逝った事以上に、『怖い事』が無くなってしまったのだと思いました。



 あの日の朝まで、まるでいつも通りに過ごしていたように見えていた中での出来事は、私にとって最も恐ろしい現実に起きた怪奇現象。

(いまだにあれ以上の恐怖を味わっていないのは、幸いと言えるのかどうなのか………)


 哀しいかな、巷のホラー映画等は今の私にとってはホラーでも何でもないのですね。





 今年のお留守番お盆中、♀猫の盆ちゃんまでが階段二階の踊り場を、時々神妙な顔して見つめている姿にゾクっときました。

 (♂鉢君はわりと頻繁に。。なのですが)




 そういえば某コミックスで、飼い猫が誰も居ない部屋の天井等に目を泳がせると怖い!やめてくれ!という作者の実話が描かれていたものがありましたが、そうですね、自分も以前はそちら側だったな、と。

 怖い怖いといいつつ興味本位で覗いてみたいタイプ。



 今は、その手の実話や現象には本気で嬉しい意味でのゾクゾク感しかないです。


 怪談というより快談に近いような。



 

 遺族会で「敢えて呼ぼうとしなくとも視えてしまうのですよ」と仰る方もいましたっけ。



 見知らぬ他人を仲介せずに視れたらいいな。


親子水入らずで逢えたらいいな。


(夢の中では、たま~に可能だけど、それ以外で)

(なんとな~く感じることはあるけれど、もう少しリアルに)





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