9年ぶりの暑中見舞い
有ちゃんのお墓のある故郷八戸の霊園には、私が高校一年の時に出会った大心友のお墓もありました。
彼女は11~12年程前に40代半ばで白血病の闘病中に他界しましたが、その時は有ちゃんはまだ生きており小学生だったので、故郷で行われた葬儀のために、私と一緒に数日間帰省したりもしていました。
まさかその数年後に、有ちゃんが自死で還ってしまうことになろうとは………。
そうしたわけで、必ず有ちゃんのお墓参りをするときには心友のお墓にも立ち寄っていたのです。
ところが去年2024年の夏に、心友のお墓が見当たらないことに私は気づき、とても気になっていました。
3月にお雛様を飾りに帰省した時には父にも一緒に探してもらいましたが、やはり見つけられない。何軒か更地になっている墓地もあり、お墓じまいでもしたのか? それとも?…と、誰にどう確認したらよいのか、考えあぐねていました。
大心友だったA子の家庭は複雑で、幼い頃に父親は自宅を出て行ったきり。心臓に難のある母親は体に鞭を打ってキツイ仕事を続け、A子とお兄さんの二人の子供を育て上げました。
A子には生まれつきの身体的な難病があり、障がい者手帳を持つ身でしたが、高校卒業後なんとか地元では有名な会社に就職。やっと親孝行ができる立場になれた19歳に、母親が心筋梗塞で他界してしまったのです。
奇しくも母娘共に40代半ばで逝去し、同じお墓に納骨されていました。
A子が亡くなる数年前には、父親も亡くなっていたことがわかり、つまり家族で生きていのは、たった一人、お兄さんだけだったのです。
探してもお墓が無い。
さて誰に確認したらよいのか。
東京都内在住だという噂以外、お兄さんの連絡先は知りません。
親族の連絡先も知りません。
A子を看取った彼氏の連絡先は知っていたのでメールしましたが宛先不明で戻ってきました。
かといって………
A子と仲良しグループだった旧友たちに連絡を?…いや…
(旧友たちとは、有ちゃんの事後に喪中ハガキだけを出したきり、連絡をこちらから断っている状況です)
そんな折、奇遇にもAmebaのブロ友さんの、とある記事にハッとさせられたのです。
娘様を亡くされた後も、以前からのご友人たちと交流を続けているという記事。
ご自身のお空の娘様の話もちゃんと聞いてくれる友人たちだから、その友人たちの話もちゃんと聞いてあげたい、というような内容でした。
全然、私などより日の浅いご遺族でさえ、そんなふうに想い、振る舞うことが出来ていることに、気持ちが大きく揺さぶられたのです。
これは、そろそろもう音信不通の状態という結界のようなものを破り、自ら連絡を入れてみろってことなのだろうかと。
そしてお空の大心友A子からも、“お前の旧友たちにもっと自信を持てよ”と。
“いつまでそうしてんの、そろそろ連絡とりな”と、言われたような気にもなり、事後初めて自分から旧友たちに連絡を取ることになりました。💦
3名に連絡したところ2名からはすぐに返信があり、正直、とても有り難く嬉しかったです。
うちの次女が自死で亡くなったことを知っていますし、それが理由で私が繋がりを頑なに拒んでいたことを承知で、メアドを変えず、LINEでも繋がったままにしてくれていたわけですね。
すぐに返信してくれた2名のうち1人は、A子の彼氏とも連絡を取ってくれ、詳細を調べてくれました。
2024年、たった一人この世に居たお兄さんもお亡くなりになり(詳細は今のところ不明)親族がお墓じまいをしたとのことでした。
A子の家族3人のお骨の行方は分かりません。
彼氏でさえも(入籍はしていなかったとのことで)親族からはご丁寧に「この御縁はここまでで終わりにしましょう」と、言われたらしいのです。
――この御縁はここまでで終わり
親族とはそれまでだったのでしょうけれど、心友のお墓じまいをキッカケに、再び旧友たちとの交流が始まりそうなのです。
久々に電話で、お互い時々涙ながらに2時間も話しをしました。
(とりあえず電話で良かったのかも💦💦💦)
📷長電話の脇で「あしょんであしょんで」のポーズの鉢くん。(^_^;)
この夏は、とある先の理由があり私は帰省はしませんが、できれば年内、大心友の彼氏とも故郷で会合したいと考えています。
旧友たちとの間に降り積もった埃を払拭できる有り難いキッカケに感謝です。
🎨☆星彩画☆vol.9
さいたま宅でお留守番お盆には、☆星彩画☆も注力して進められそうですねー。
(´・ω・)(・ω・`)
これもある意味、素敵なお盆供養でしょう。
有ちゃんや私と同じく絵画好きだったA子の計らいの一つかもしれない。
🔴2025年9月6日(土)➡第18回 全国自死遺族フォーラムin東京
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全国自死遺族連絡会 発行、自死遺族等の権利保護研究会 監修。
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