第73回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2025年5月11日(日曜日)湿度高めの曇り日、寒暖差のある不安定なお天気続きのさいたま市内で、対面の集いを行いました。
参加者は34名様。
うち初参加者は14名様。
最初に参加者全員で一つ輪になり、自己紹介の一巡から。
お名前(ニックネーム、仮名可)、どなたをいつ頃亡くされたのか、各々のお話されたいことを無理のない範囲で語っていただきました。
photo/ Haru.
『母の日』ということで、それにまつわるエピソード、悲しみや寂しさ、お辛い気持ちを切々と語ってくださった方々がおりました。
非常に悲しい出来事を、そっと伏せて暮らし続けているご遺族が多いのだろうと私は想像していますが、うちの子は学校敷地内でしたので、もう最初から関係者だけでなく地域住民の周知となったケースでしたので、その直後の“針の筵に立たされたような”苦悩があったことを少し語らせていただきました。
けれど悪いことだけではなく、自身の中に抱え込んで“この事実を表に出せない苦しみだとか、それによる息苦しさ”というものが生活の中で無いに等しいのです。
年数が経つにつれ案外気持ち的にはラクになっていたこと。
事後9年めを生きている今では、我が子の自死について触れながら、ご近所の方と子育てについて素のままで話せるようになっていたことも、お話しいたしました。
また、この一巡の中で、ご自身の大切な方がのこしていった『音源(歌と演奏)』をオーディオでお披露目してくださるという、悲しみの中でも微笑ましい、こころが温かくなるような場面がありました。
供養の祈りも込めて、じっくり拝聴いたしました。
【グループミーティング】
この日は、より境遇が近い、以下のようなグループ編成で行いました。
①グループ
18歳以上、大学・高校生等、学生の子が他界。
②グループ
17歳まで。小・中・高校生の子が他界。
③グループ
18歳以上、社会人の子が他界。
④グループ
一人っ子が他界(年齢問わず)。
⑤グループ
パートナー・親・兄弟姉妹が他界。
お立場別に加え、特にお子を亡くされた方々の境遇がより近い方同士で、成り立つ内容の話題も沢山上がったことと思います。
私は②グループでしたが、以下の機関の話題もありましたので、若年層のご兄弟姉妹がいるご家庭で、必要とされる方はアクセスしてみてはいかがでしょうか。
🌟身近な人を亡くした子どもとその家族のつどい
この日参加された皆様、長時間お話をありがとうございました。
閉会後は12名程で飲食店に場所を変えてクールダウン茶話会の時間を持ちました。
お疲れさまでした。
◆ ◆ ◆
次回6月の星のしずくは、オンラインと対面の集い2つを開催します。
◆2025年6月7日(第1土曜日)オンライン
ZOOMを使ったオンラインの集いです。
◎こちらは要事前申込になります。
数日前になりましたらパスコード等送信いたします。
13:00~15:30 わかちあいの会
15:40~16:30 フリートーク☆任意でどうぞ
◆2025年6月21日(第3土曜日)対面の集い
受付13:10より ◎事前申込は不要です。
13:30~16:30頃まで わかちあいの会
(閉会後、ご希望がありましたらクールダウン茶話会の時間を持ちます☆)
〒336-0021 埼玉県さいたま市南区別所 7-20-1
(JR武蔵浦和駅 西口直結デッキ徒歩2分)
🔵JR武蔵野線
🔵サウスピア専用駐車場あり。
対面の集いはご予約等不要です。
お気持ちが向きましたときに、お立ち寄りいただけたらと思います。
🔴『大切な人を亡くした方々へ』/支援や制度、法的な問題の早見ハンドブック
無料にて➡ダウンロードも可能です。
全国自死遺族連絡会 発行、自死遺族等の権利保護研究会 監修。
🔵自死遺族の集い
<2024年度さいたま市ふれあい福祉基金補助事業>
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
🔵第三者委員会について
➡Ameba Blog/バトンさん(わかちあいの集いでは野村)
🔵自死と向き合い、遺族とともに歩む
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