第27回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
8月は2日間オンラインの集いを開催しました。
8月6日(土曜日)8名様。
(途中参加された方1名様)
8月7日(日曜日)10名様。
うち初参加は3名様でした。
自己紹介で一巡後、当事者ファシリテーターさんから、参加者お一人お一人にスポットを当てて、お話を伺いながら会を進めさせていただきました。
*一日目*
亡くなった大切な人の遺影や遺品について。
写真を見れる人、見れない人…動画は相当キビシイ等のお話。
悲しい事が起きてからの、なにかしら『依存』に纏わる話題。
事後からの、家族それぞれの状態、状況、問題、心配事について。
考え方で、生き方も変わっていくことがある。
年齢を重ねていくほどに、引き算で物事を考えがちになるものだが、そんなことばかりではないはずだ等、遺族のエピソードも。
『自分だけのスペシャルな供養』…想い偲び方について、参加者の皆様それぞれのお話。
どうしようもなくしんどい時の、やり過ごし方。
こんなことをしてきた、あんなことをしてきたよ、というお話。
*二日目*
事後からの自分を支えてきたもの。
同じ悲しみを根底に抱く皆様との出会いの場、他、遺族間の交流。
亡くなった時のこと。
事後から最初の一年は、どう過ごしていたのか、あまり思い出せないご遺族多し。
長い年数、孤立…ではなく孤独だったこと。
不意の出来事で、襲ってくるフラッシュバック。
こころだけではなく、体全体で思い出してしまう。
蓋をしてきた感情についての話題。
蓋を外すタイミング、年数のかかり方、それぞれのペース。
『記憶』と『思い出』の違いについて。
悲しい記憶は辛いものだが、思い出はあたたかい、愛しいもの。
記憶は消えないとしても、少しずつまた新しい思い出を作ることで、記憶を上書きしていける。
自死遺族の集い、遺族間の交流を続けている理由は。
一人だけで発信してもなかなか動かせない社会への問題提起、改善開拓への可能性。
年数が経つにつれ話題には出せなくなっていく亡き人のことを、堂々と話したい、話せる場を求めている。
……ああ、そうだなぁ。私にとっても、それこそ最初は自分の苦しみ悲しみを小出しにでも話したくて(放したくて)、藁にも縋るような気持ちで訪れた場でしたが、今はそうじゃないな。
普段は会話にできない大切な人の事をもっともっと誰かと共有したくて、参加しているのだなぁと、あらためて気づかされる話題も上がりました。
クールダウンでは感染症の話題(^_^;)汗、その他、事後初めて夢に亡き人が現れたときのお話、ペットの話題なども盛り上がりました。
今回も、事後まだ一年も経っていない方から、数十年経つ方まで、背景もお立場も違うご遺族で語り合った二日間でした。
長時間、参加者の皆様、当事者スタッフの皆様、お疲れさまでした!
ありがとうございました。
◆ ◆ ◆
次回第28回 星のしずく*自死遺族の集いは、対面のわかちあいを予定しています。
9月3日(第1土曜日)、13:30〜16:00(受付13:15~)、武蔵浦和コミセン(サウスピア8階)、第7、第8集会室二間つづき、窓の開放可能スペースです。
会場の受付に、王騎様(息子様を自死で喪)からの寄贈書、この夏に完成したばかりの追悼句集アルバム『野風増~のふうぞ』を置かせていただきます。
とても大きいサイズで見応えのあるアルバム仕様になっています(^^)。
(閲覧自由、貸し出しも可能ですのでスタッフにお声がけください)
対面の集いでは予約は不要です。
お気持ちが向きました時に、ご参加ください。
お待ちしています。
photo/きんとぎん様
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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