歩み初め2022
コロナ禍になってから、集い会うことのできなくなっていた遠方のご遺族たちに、新年早々1年2ヶ月ぶりに再会できました。
大切な人に先立たれ、ショックの嵐の中をやっとの思いで這って向かった遺族会で出会った、謂わば『1番苦しい状態のお互いを知っている』者たち。
飾らないどころか『どん底の心理状態にあるお互いを直に知っている』者たちです。
各々の生活事情の変化であったり、タイミングが良くない事もあったり、やはりコロナ禍であることも会えない理由でしたが、年の瀬に一気に再会への流れが加速、久々にお会いすることができました。
チームK各々の中間地点として今回選んだ集合場所は、
群馬県の高崎駅西口へ向かう通路にあった『だるま市ご案内看板』のだるまの前。
⇒去年の秋、亡き娘 有ちゃんの傘を、お忘れ物カウンターに取りに行って、初めて降り立った駅です。
(まるで、この日の待ち合わせ場所の下見にでも向かっていたのかと思わされるような、この一連の流れ)
コロナ禍がほんの少し落ち着いているためか、2022お正月中はどこも激混みです。
一箇所だけにコースを絞ることにし、上信電鉄で上州富岡駅まで更に移動、そして、
お約束の昼ビールで再会(生きて会えた今日)に乾杯、ときおりシビアな会話も飛び出す我々が悲しいご縁繋がりであることは、店内の誰も知るはずもない。
けれど、もしかすると我々も知らないだけで、隣のテーブルで食事するグループが、思いもよらない繋がりの仲間たちであることも無きにしも非ずですね。
今でこそ、家族、親子連れからもほどよい距離を置いて、見た目は自然に行動できるようになったものの、これまでの道程を思い返すと、なんとも言えない気持ちになります。
富岡製糸場、正面入り口前。
国の大切な文化財であると同時に、2014年には『富岡製糸場と絹産業遺産群』としてユネスコ『世界遺産一覧表』に記載。
遺産である建物や展示物を見たりする合間にも、近況報告や世間一般的な話題は尽きません。
太陽は西の山に沈みはじめたので、夕暮れが近づいてくる前に、もと来た道を戻り始めます。
高崎駅西口に、この日開店したばかりという『ウマ◯−UMAMARU』馬の肉と日本の酒店。
体の免疫力も上がったでしょうか。
《店員オススメ群馬の地酒←辛口指定》
・谷川岳(超辛口)
・赤城山(辛口)
群馬県高崎市八島町117番地3
📞027−329−6365
旧年中の悲報や諸々の事で体調心調を崩したこともあり、正直この年末年始はかなり構えていたのですけれど、同じような悲しみを大切に抱いて歩み続けている皆様が、生きて存在していてくださるだけでも、力を貰えることが本当に多いです……。
ブログを通してのコメント、閲覧、メッセージ。
メールやLINEからのご助言、時にわかちあえたり、ドストライク画像(笑)、涎情報←。
そして再会できた皆様にありがとう!を年始から呟きまくっている私です(^_^;)。
や、本当にありがとうございます。
娘がこの世で見えなくなってからは、突然私だけ此処にとりのこされたような、それでいて娘だけを過去にとりのこしていくような??……、妙に正反対の喪失感に襲われ、絶望的な寂しさと重苦しいだけの日々が続いていたものですが、共に歩んでいるのだなと感じられることが実感として多くなってきている、事後から五回めの初春。
今年もどうぞよろしくお願いします。
◆自死遺族の集い
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