Well−being 自然に帰ろう。
憔悴しきっていたのを舐めてました。
自発的に色々と取りかかっていたこと、そのための地固めも必要なこと、けれど進まないどころか長期戦になるであろうこと、そんな最中での想定外の悲しみ、訃報。
特に悲しみに向き合うのを半ば端折り……いや誤魔化そうとしたのか、あれこれ予定を詰め込んで、私は動いていました。
けれど、良いか悪いかは別にして、心身両方が一気に悲鳴を上げたので察知でき、さらに客観的な視点から見直しできる状態でもありましたので、憔悴しきっていたことをあっさりと素直に認め、意識してゆるりモードで過ごしています。
そういう環境にあることは本当に有り難いですし、あらためて周囲の皆様と家族には感謝ばかりです。
📷(ガイドパンフより)
Well−being
自然に帰ろう。
2021.12.10〜リニューアルオープンしたという『ムーミンバレーパーク*メッツァビレッジ』に、やっと足を踏み入れることができたのも、有ちゃん繋がりのブロ仲間さんの記事からでした。
有ちゃんは、たとえるならばムーミンみたいな子でした。
ふわーんとして誰も拒絶しない、断ることを知らないというのか、人あたりが良いといえば良いのでしょうが、その代わり自我を外へ出せないタイプで、かえって生きづらさに繋がってしまったのかな…と。
(今更ながらの勝手な考察ですけれど)
心友であった奈美さんも、なんでも引き受けちゃう、一見明るくて華やかで、気の良い優しい子だったのだなぁと。
お母様から聴くお話にも、私の知らない奈美さんが更に大きく広がり、愛しくなっていきます。
接する時間こそ長くはなかったけれど、たくさんたくさん思い偲んでいます。
「久々に………こんなに泣けるかというほど泣いた」
という主人でしたが、私は暫く泣けませんでした。
12月に入ってからは、堰を切ったように涙がとめどなく流れますが、心はだいぶ穏やかになるようです。
泣きたかった。
ちゃんと悲しみたかった。
でも時間を置いてからでないと、出せないこともありますね。
以前から、家族で楽しみにしていた『ムーミン谷』が、埼玉県飯能に完成する前に、器のある有ちゃんは還って逝ったので、もう二度と家族では足を踏み入れることのできないスポットかもしれないと考えていたのです。
2021年12月吉日、とても寒い冬日でしたけれど、有ちゃんとそして奈美さんも、私の摘除した空の左肺部分に伴い(あたためながら)、歩くことができました。
📷飯能のムーミン谷、初散策。
📷ムーミンは意外に小さかった!?
自宅にある特注ぬいぐるみとほぼ同じサイズ、ということはあれは実物大ムーミンだったのか。
📷男は背中で語る。←
焚き火にあたるスナフキンの背中。
📷私もスナフキンの真似っ子。
📷ムーミンの部屋
描きかけの絵が置いてあったので、絵を描くのが好きな子なのかな?ムーミンも?
📷ミィの部屋(左)かわいい!
📷パパの書斎も雰囲気あります。
📷アートワークショップ。
有ちゃんと奈美さんならば、何を描くだろう、何を作るだろう…と、アートワークには二人を重ねて思うことが大きく膨らみます。
有ちゃんは14歳で還ったので、作品数こそ少ないのですが、なかなか面白い自由研究もあります(*^^*)。
📷世界の民族衣装(画材:色鉛筆)
/有希(小学5年生時)
ひらひらドレスが好きでしたからね~細部も拘りを持って描いてるなぁと。
📷ホームレス・プリンセス(資材:ダンボール箱)
/奈美さん(大学1年時)
この発想と美的感覚、なんとなく風刺も含まれているようでたまらないです(*^^*)。
彼女自身を作品の一部として組み込んでみたという意欲的な作品で、私のめちゃお気に入りです。
もしも有ちゃんも加わっていたプロジェクトであれば、怪しいオブジェをダンボール箱で作り盛っていたと思われ、(ニヤニヤと)切ない想像で胸がいっぱいになってきました。
📷献杯🍻
ときどき、羽をのばして。
自然に帰ろう。
有ちゃん繋がりの仲間たちから、そしてこの時期リニューアルした谷のキャッチコピーにも、メッセージを感じずにはいられませんでした。
タイミングが揃い過ぎるような不思議も、実は自然なことなのだと。
大切な人たちから感じる便りに、此方からもずっと『祈り』を送信し続けたいと思いました。
◆自死遺族の集い
0コメント