空を駆ける想い

 2025年7月12日は今年で第14回目となる、とっとり自死遺族自助グループ『コスモスの会』主催のフォーラムが開催されました。



📷米子駅前だんだん広場『空を駆ける鉄道』



 失われた命の意味について


 講演: ➡全連理事長 田中幸子氏。


 当事者の声(スピーチ)ということで、今回は私ともう一人関東方面から、星のしずくでアートワーク講師をしてくださっている草木すみれさん(一人娘様を喪)とご一緒に、前日から米子入りしてスタンバイしていました。





 羽田空港で待ち合わせた草木さんの顔を見るなり、初めて都内の自死遺族会で出会った時の様子を思い出し、とても感慨深い気持ちになりました。


 7年めを歩む草木さん。9年めを歩む私。当初はこんなに生き続けることができるとは考えも及ばず、耐え凌いで過ごすだけの一分一秒だった頃のことが、お互いの脳裏に浮かんだのでしょう。


 どちらからともなく出た言葉が、


「よくここまで来たね」




 一期一会。


 あの日あの時の出会いが、今の自分を作っている。



 そして再会の奇跡。




 繋がるのも御縁、切れるのもまた御縁であると、族友さんのブログ記事に書かれてあったことに頷きながらしみじみと思うのです。



 鳥取コスモスの会で活動されているスタッフの荻原さんは、以前もブログで申した通り、私が出会った(とはいえウェブ上のスレッドでこころの内を語り合った)最初の自死遺族でした。その後とうきょうみずべの集いで再会。



 草木さんがコスモス代表の厨子さんと出会ったのは、奇遇ですけれど、やはりとうきょうみずべの集いがキッカケだと聞きます。その後、別場で今度は私と出会い、現在も交流が続いている。



 非常に悲しい事が発端であれ、大切な人が引き寄せたともいえる御縁が成り立った上で催されるフォーラムですので、丁寧に丁寧に「今」伝えたいことが少しでも皆様のこころに届けられるよう、お話しさせていただきました。



 我が子の自死で気づかされたこと、学び取れたものからの諸問題は、課せられた宿題だと今は考えていて、自分の出来る範囲でも微力ながら「今まさに苦悩の渦中にいる当事者の応援に加わり、出来る限りスムーズに事が進むよう情報交換可能なコミュニティづくりを続けているのだと、自分自身再確認できた思いです。



 亡き子の想い、亡き子への想い、失われた命の意味について、じっくりと考える機会をくださり、お声がけくださったコスモスの会の皆様、代表の厨子様、ありがとうございました。


 米子市で出会えた皆様にも感謝し申しあげます。



📷左『絆画』作家の➡大村順さんも駆けつけてくださり。


 相手のお話に120%全身を傾ける様子が体感として伝わってきて、心を打たれました。



 そういうのも相まって? 今回はとても涙が流れて仕方がなかったのです。けれども当初の頃の涙とは明らかに違うものを感じます。



 そういえば、米子駅前のだんだん広場の「だんだん」とは、「ありがとう」の意味があるそうですね。(地元の方言?)



 では、今の自分を作った出会いに

“だんだん!”


(左から) 細谷様、横田様、草木様、荻原様、厨子様、田中様、ポピー。

(撮影) よっちゃん様。




🔴2025年9月6日(土)➡第18回 全国自死遺族フォーラムin東京

 主催: 一社)全国自死遺族連絡会


🔴『大切な人を亡くした方々へ』/支援や制度、法的な問題の早見ハンドブック

 無料にて➡ダウンロードも可能です。

 全国自死遺族連絡会 発行、自死遺族等の権利保護研究会 監修。


🔵自死遺族の集い

<2024年度さいたま市ふれあい福祉基金補助事業>

 ➡星のしずく・インフォメーション

★第76回集い 7月20日(日)◎浦和コミセン・コムナーレ10F

 お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com

 管理人/ポピー(前川恵利子)

 

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