感謝がともる雪洞に
3月1日~3月5日まで、故郷八戸市の実家に帰省していました。
目的は『実家に預けてある雛壇を飾るため』ですが、もう一つは、実母亡きあと一人暮らしを続けている実父の様子見です。
📷到着したその日だけ、まるで春のように暖かで、雪も見当たらない八戸市内。
着いたその日に、仏壇に手を合わせると直ちに雛壇飾りに着手。
これが一人手ですと、約二時間強の時間を要します。
夕飯時刻までには完成させたいので焦っていると、実家から車で10分以内の場所に住んでいる、私の実妹からLINEがあり、「今から手伝いに行くよ~」とのことでした。
実妹にも娘が二人いますが、今はもう大学卒業して就職につき、東京都内でそれぞれが一人暮らしをしているので、実妹は自分の嫁ぎ先の母屋から離れ一戸建てに、夫婦二人だけで暮らしているという、さいたま宅のうちの状況に近いのです。
(違うのは、住居敷地内の母屋に、御存命の義母が暮らしているということでしょうか)
※実妹たちには様々なイザコザがあり(汗)、義父母と生活したことのない私には計り知れないストレスがあるようですが。
そんな実妹(私より三つ下)が、急遽かけつけて手伝ってくれたおかげで、雛壇飾りは一時間内で済みました。
他愛ない思い出話をしながらサクサクと進むのは、昔から気の合う姉妹同士だからであるとも思います。
と………、
それを思った瞬間、うちの長女のことを思いました。
長女はこの先、こうして実姉妹同士で談話しながら、何か作業することなどないのだな、という思いが浮かび、こころの奥がぎゅーっとなったのです。
📷2025年よろこびの解放。
去年とは代わり映えしない雛壇飾りに見えても、実妹が手伝いに加わったことで、自分の中に湧き上がってきた想いは、少し様子が違ったようです。
有ちゃんが還ってからは、保管してある段ボール箱を見るのもしんどかった。
預けていた実母が認知症になり逝去して、暫くは出してあげられなかったお雛様。
一念発起したかの如く、わざわざ実家に帰省して飾り出したのは去年2024年3月から。
その時の➡過去ログを読み直すと「くたびれた」と記してあり、やはり我が子たちとの歓びに満ちた日々が詰め込まれたものを飾り出すのには、尋常ではないパワーを要したのだと再確認しました。
今年は?
実妹の手伝いもあり、疲れはナッシング。
乳がん術後のトレーニング成果もあるのでしょう。
精神的だけでなく身体的な疲れが本当にナッシングでした。
これまでの過程で、寄り添ってくださった皆様方のお顔を思い出しながら感謝しつつ、夕食は近くのレストランを予約して妹夫婦を呼び、お礼の宴となりました。
本当にこの二人には感謝しているのです。
遠方に住んでいる我々長男長女夫婦に代わり、実父の面倒を見てくれているのですから。
しかしここでも………それを思った瞬間、また胸がぎゅーっとなりました。
此の世で妹を喪った長女には、負担をなるべくかけないようにせねばな…と。
けれど同時に………一寸先は光であり、思うようにばかりいかないのが人生なのだ…という思いも浮かぶので、堂々巡りです。
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こんなふうに、どうしようもないことをぼんやりと考えていた数日間を終え、帰宅時に乗った新幹線のボディペイントが、ディズニーキャラクターたちであることに気づき👀ハッとしました。
各、停車駅のアナウンスメロディーは、オルゴール調の『アナと雪の女王』のあのメインテーマ曲。
最近、交流のある天使ママさんに『アナと雪の女王』グッズをいただいていたので、それらが一気にリンクして、二人姉妹の我が子からのメッセージを受け取ったように感じたのです!
彼の世に居る有ちゃん
此の世に居るお姉ちゃん。
今現在、どちらも離れて生活している二人から、何かを感じ取れた瞬間。
堂々巡りで考えることもありましたが、今年も3月2日から一日二日だけでも日の光のもとに、お雛様たちを出してあげられたことには感謝以外になにがあるというのか。
来年もそうなるとは限りません。
3月末には、術後から続いている乳がんの大掛かりな検査があります。
今後再発等何かあれば、すぐにさいたま宅に引き取り、近くにある人形供養の出来る場所に送ることに決めました。
彼の世に持ち込んで、有ちゃんやおばあちゃん(実母)たちと点す感謝の雪洞明かりを想像すると、それはそれで希望の光にも思えるのでした☆☆
📷さいたま宅のお内裏様とお雛様は、私の帰りを(ゲロを丁寧に用意して)待っていました(^_^;)。
🔵自死遺族の集い
<2024年度さいたま市ふれあい福祉基金補助事業>
★第71回集い 4月5日(土)◎オンライン要事前申込
★第72回集い 4月12日(土)◎浦和コミセン(コムナーレ10F)
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
🔵第三者委員会について
🔵自死と向き合い、遺族とともに歩む
➡『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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