永.愛.

なにを今更という話題だとは思うのですが、ここ最近SNSのリール等で流れてくる動画が刺さりまして………思いに耽ること小一時間。


どのようなリールかと言いますと、その昔の花魁他美女たちの古いモノクロ写真を、画質を補正して鮮明なカラー仕立てにするだけでなく、動いて微笑んでもらう!という内容の動画配信でした。


📷ウェブ上にヒットしたものお借りしました<(_ _)>


「花魁」検索で必ずヒットするこの美女も、動画生成AIツールにかかるとサクッとお手の物。

以下のカラー写真のように表情を付けて動いて、(動画では)こちらを見つめ返していました。


 ↓ ↓ ↓




大切な亡き人のお写真で、既に試されたご遺族はいるでしょうか。


暫し見入ったものの、私は実行スイッチが入らなかったのですが。



なにを古い考えですなぁ~~なんて思う方がいても良いと思います。

けれど私には何かそれは出来ないと思いました。




元気にカラオケを歌う有ちゃんを小刻みに撮った写真を、動画でふりつけしてこっちを向かせて微笑んでもらう………ツールさえ手に入れれば簡単にやれるのですけどね。



池袋散策で、銭湯の番台初挑戦の有ちゃんから、小銭のお釣りを貰う動画だってサクッと出来ちゃうのでしょう。



“命を吹き込みます!”


というのが謳い文句らしい広告。

でも、なんか違うと思いました。



実際に面識のない美女のソレはグッときて、良い意味で刺さったのですが、他界した大切な人たちの写真では無理かも………と。

ふと、思い出した映画がありました。



2001年、今から25年近く前に、既に『A.I』という映画があったのをご存じの方も多いでしょう。


スタンリー・キューブリック監督の未完成作品を、スティーブン・スピルバーグ監督が(当時の)最新特撮技術を駆使し映画化。

ロボットと人間が共存する近未来を舞台に、人工知能をもつ少年ロボットの生涯(?)を描いたお話ですね。


約2時間半上映の超大作。



愛するという“感情”をインプットされた少年ロボットは、試験的にある夫妻の養子として暮らすことに。

しかし、不治の病に冒されていた実子が奇跡的に回復したことで、少年ロボは居場所を失ってしまいます。

母に愛されたい彼は、人間になる方法を求めて旅に出る…その後の数千年間が描かれていました。


こころを揺さぶられましたが、感動というよりも私にとっては悲痛極まりないストーリーだったなと、思い出したのです。


半永久的に、お母さんへの狂おしいほどの愛しさと共に生き続ける少年ロボは、数千年後に地球にやってきたE.T.みたいな知的生物たちのお陰で、「夢の生まれるところ」に帰って(還って)ゆく、つまり安楽死のように見せた廃棄処分なのだと私には思えたのでした。



人間の都合で作ったA.I.の報われない永.愛.



いつか必ず終わる生命が約束されているということは、ある意味希望の光でもあるのだなと考えたりしました。

(話を戻しまして、動画生成AIツールも、やっぱり無理っぽいかなぁ)





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