第51回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2024年2月17日(土曜日)、さいたま市内の公共施設で対面の集いでした。
参加者は26名様。
うち初参加者は4名様。
パートナーが他界された方(2)、きょうだいしまいが他界された方(1)、子が他界された方(23)が集いました。
photo/K様より
はじめに自己紹介から。
ご自身の(お名前)ニックネーム、どなたをいつ頃亡くされたのか、近況や心境等を語っていただきました。
無理にお話しをされる必要はありません。
沈黙も時には大切な意思表示です。
なにを話すのかも自由です。
無理に聴き続ける必要もありません。
気持ちが苦しくなってきたときには、周囲に一言告げてから退室して一息入れてもかまいません。
一時間程かけて一巡後、受付でもらった番号のテーブルに移動して、6名前後でのグループミーティングのわかちあいに入りました。
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①テーブル(子が他界)
・亡き人の姿をデフォルメして作ってくれる『じぶんぐるみ』の話題。情報シェア。
☆外出時に携帯し、一緒に出掛けている気持になれる。
・プラネタリウム、星空の話題。情報シェア。
・お地蔵様に関心を持つようになった方のお話。
(事後から数年以上経ったご遺族同士だったためか、各々が只今興味のあること、今現在のやり過ごし方など、比較的緩やかな話題が多かった印象です)
②テーブル(子が他界)
・様々な悩み相談を聞かされても、我が子を亡くしたことに比べたら大したことがないと思うようになってしまった。
・自殺のニュースを見聞きすると、同じ遺族の皆様はどうしているかと気になるようになった。
・普通に暮らしてた…これからも暮らせると思っていたのに。世間との暮らしのギャップが辛いことについて。
・当事者同士でないとこの辛さはわかちあえない。語り合える場があることはありがたい。
・仮面を被れるようになった悲しみの成長。
・長年思い続けていた「ごめんね」から「ありがとう」への変化。
・生きているだけでじゅうぶん頑張っている私たち。
・誕生日ナンバーを見かけたときの嬉しさ。亡き人の好きな食べ物の味を感じるという方も。
・おすすめのプラネタリウムの情報シェア。
③テーブル(子が他界)
・亡き子が夢にたくさん来てくれる人もいれば、なかなか出てきてくれない人もいるのはなぜだろう。
・長い年月の間ずっと言えなかった事柄を話せて、胸のつかえが和らいだ。
・同じ境遇同士のわかちあいでも、まだ話せない事もあったりする。
・お寺の瞑想について。無になるのは難しいと感じた方のお話。
・自分にではなく、身近な人に起こった不思議な事。魂はやっぱりいてくれると確信したエピソード。
・ミディアムさんに亡き子のことを視てもらったときのお話。
④お立場別テーブル(ミックス、+日の浅いご遺族)
・向精神薬について。(各々のデリケートな話題)
・発見時の状況により、その後の生活も変えざるを得ない苦しみ。
・何かに夢中になる事を日々のルーティンにして、気持の安定を試みている方。
・写真を見れる方、まったく見れない方、遺品に目を通せないという方もいる。
・自死に至るまでの背景により、悲嘆の苦しみだけでなく、諸問題にモヤモヤが重なりダブルの苦悩を抱える方のお話。
・立場別だからこそ気になる、(親の立場から)きょうだいしまいを亡くされた立場の方の想いを聴くことができた。
・プロでなくともチャネリングに長けている知人の口から、亡き人の忠告メッセージを受けたお話。(ちょこっと顔が綻びるエピソードだと感じましたが)
・絆画の大村順さんの話題。作画依頼の詳細シェア。
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各テーブルのトークが込み入って盛り上がりを見せた頃に、毎回時間になってしまう感じです。
この日この場に居合わせた皆様、お疲れ様でした。
微妙に強風の日でしたが、会場までお越しくださりありがとうございました。
皆様へ差し入れをお持ちくださった方々もおり、お礼を申し上げます。
<(_ _)>
閉会後は希望者16名程で近くの飲食店に移動し、クールダウン茶話会タイムを持ちました。
他愛ない話題で和みのムードに一変。
更に密な話題に発展することもありますね。
お疲れ生(ナマ)です🌟🌟
◆ ◆ ◆
次回3月、星のしずくの集いは、
2024年3月9日(第2土曜日)
⇒武蔵浦和コミュニティセンター
(サウスピア8階です)
13:30~16:00頃まで(受付は13:15より)
対面の集いは事前予約は不要です。
お気持ちが向きましたときにお立ち寄りください。
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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