無量のダイアローグ
初めまして富山県、そして砺波市。
久しぶりにお初の地となったこの場所も同じくですね。
富山県砺波市にあるギャラリー無量に、会期中だったグループアート展『記憶をほどく、編みなおす』を鑑賞しに向かいました。
企画展のアーティストのひとり中森あかねさんは幼少期にお父様を自死で亡くしています。
その中森さんが、死者とその死にまつわる人々の尊厳をテーマに制作した『喪失のポリフォニー』には、造形作品の他、私を含めた自死遺族の方々が一部参加協力した『音声』や『画像』『動画』で構成された空間アートになっていました。
画像多めの長いレポートになりますが、お気持ちが向きましたらご覧ください。
📷古民家を利用したギャラリー無量の一室
仏壇の横に置かれる鎮座したようなモノ(巻かれた糸)たちが、灯火のようなモニター光に映し出されるご遺族(高橋一夫さん)のインタビュー時の動画で照らされている作品。
【沈黙】
📷仏壇手前の脇に積み重なって置かれている、こつこつと手縫いしたモノ(布作品)たち
【感情の種】
【感情の置きどころ】
📷広い仏間の隣にある小部屋では、遺族当事者(私です)と対面で語り合っているように設置されたスペース。
【喪失】
📷「妻が青いチョウになって戻ってくる」と語るご遺族(大塚亜由武さん)の映像が流されている奥座敷。
【青蝶】
📷和室(仏間)に大きなテーブル、その上に散らかって置かれた裁縫道具。インスタレーション。
【君が逝く】
テーブル内部に仕込まれた6つのスピーカーからは、配偶者や親、子どもを自死で亡くした6人(佐藤勝利さん、高橋一夫さん、春さん、大塚亜由武さん、林道代さん、ポピー前川恵利子)の対話する声が聞こえてきます。
このテーブル作品を囲んで座り、この日、参加者7名でわかちあいの集いが行われました。
ご一緒した皆様、ありがとうございました。
このような空間でわかちあうという貴重な体験にも感謝します。
また、リアル初対面となったご遺族、久々に再会できたご遺族、遠方から集ったイゾ仲間の皆様、そして中森あかねさん、ありがとうございました、お疲れさまでした。
⇒【作品に関する北陸中日新聞記事】
喪失のポリフォニー/中森あかね キュレーション: 清水冴
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🌟庄川温泉郷、宿の窓より
乳がん告知からほぼ一年。
同じ病気を経験したイゾ仲間さんたちからの助言にも、本当に助けられてきました。
この日、左乳房全摘術後、初めて大衆浴場で露天風呂も満喫しました(^-^)。
喪失した身体(心身)でも、出来るだけのびのびと生きていける智慧を授けてくれる先人たちや、支えてくれる皆様に感謝は尽きません。
長期戦の乳がん補助療法も続けて行きますね。
🌟サイズも柄も何種類もある浴衣からチョイスしたものを広げると、胸のあたりに蝶が描かれていました(^-^)。
🌟養命酒の地酒13種類ほど利き酒してみましたが、私のイチ押しは『八王』、主人のイチ押しは『満寿泉』でした。
タイプとしては芳醇といわれるテイストでしょうか。
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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