第38回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

2023年6月3日(土曜日)はオンラインの集いでした。

 ※現在オンラインは偶数月、二ヵ月に一度の開催で続けています。


参加者は10名様、うちオンラインでの初参加者は1名様

お子さん、パートナー、親御さんが他界されたご遺族が集いました。




自己紹介と近況等を交えながら、会がスタート。


毎回なにか話題を決めてわかちあいをすることはないのですが、今回は事後から数年~さらに10年以上という方々も集ったこともあり(私もブログで述べていたこともあり)、「遺品整理の現況」について上がりました。



事後からの年数が同じくらいのご遺族であれ、その状況は様々です。


「実家そのものが遺品」である、という表現は初めて聞きましたが、考えてみれば自分にも当てはまるのかなと思いました。



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発見場所、そのときのこと、発見者、各々のお話。


第一発見者となったご遺族の衝撃やこころから消し去ることのできないトラウマは、私は状況が違うために計り知れません。


そんなショッキングな記憶も、考え方一つでは悪いだけではない「意味あること」に変えて行けることもあるという先人さんの言葉に有り難さを感じました。



通報を受けて知る方々(私も含め)、なぜその場所だったのか、自分なりの落としどころを見つけるために考え続けます。



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誰かにこの事を伝えるか伝えないかは、当人次第でもあり、話す相手にもよるのでは。



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亡くなるのも生きるのも縁である。

という語りに、暫し想いを巡らせました。



大切な人の「自死」という死因から、密な繋がりを持つコミュニティであったり、なにかしら活動を始めている方々も多い。


これほどの悲しいことは経験したくはなかったとしても、経験したからこそ成長できることもあるはず。



今のご自身を肯定できるようになってきた方も。


それには、相当長い年数を要したのですね。


事後からこの時点で六年四ヵ月の私には、まだまだ計り知れないものがありました。



皆様が語られることから、僅かな力を貰えることも。



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長時間画面越しで、お疲れ様でした。


フリートークタイムで、こんな書籍のご紹介もありました(^^)。

是非手に取り読んでみたいなと思います。


『親と死別した子どもたちへ』~ネバー・ザ・セイム

/ドナ・シャーマン著


「親と死別した」と、タイトルにありますが、自死のご遺族にもドンピシャ??な助言や対策の仕方、セルフケアについてのお話が書かれてあったとのことです。


中でも、第9章 十の実用的な提案

 一、必要な情報を手に入れる

 二、親(家族)との絆を保つ

 三、追憶のための儀式や伝統を作る

 四、書き出す

 五、表現アート

 六、思い出の品をまとめる

 七、何か良いことを形にする

 八、ボランティアをする

 九、セルフケアをする

 十、自分の物語の意味を見つける



ん👀、この提案のうち、いくつか私も行動に移してみているものがあるようです。


ご紹介くださりありがとうございました。



 ◆ ◆ ◆


次回、第39回『星のしずく』は対面の集いです。

6月11日(日曜日)13:15~受付

浦和コミュニティセンター(コムナーレ10階)

※武蔵浦和(サウスピアとお間違いないようお気をつけください)


対面の集いは事前お申し込みは不要です。

お気持ちが向きましたときに、ご参加ください。

お待ちしています。

星のしずく*管理人


📷photo/ミナ様




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さいたま自死遺族の集い*星のしずく

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