第37回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2023年ゴールデンウィークのラスト日、5月7日(日曜日)午後イチ、雨足が徐々に強まりつつあったさいたま市内の施設で【第37回星のしずく*対面の集い】を開催しました。
参加者は計31名様。
初参加者は6名様。
自己紹介で一巡したあとは、今回は告知通り立場別で、より境遇が近い方々でテーブルを囲み、わかちあいの時を持ちました。
①テーブル(子を亡くされた方 ※比較的事後から日が浅い)
・苦しい、泣いてばかり、GWの雰囲気が辛かった。
・亡くなった時の状況。救えたのでは… 救いたかったと何度も思う。
・救えなかっただろう、救えてもその後、何度も繰り返してやはり亡くなったのではないか。
・理由が知りたい。
・スマートフォンがロックされていて見れない。
・他界した子のきょうだいが不安定。我慢しているのではないか。
・きょうだいを喪った若い遺族同士が語り合える場も、定期的にあると良いのに。という声も。
(男性の参加者も、もっと増えてほしいという声もありました)
②テーブル(きょうだいの居る子を亡くされた方)
・亡くなった人の声が聞きたい。
・きょうだい子のことが心配。でも過剰に言葉かけをすることもできず、ジレンマ。
・(学生自死で)学校サイドは、生きて居る子たちのほうを守り大切にする姿勢ばかりが目立ち、怒りを覚える。
③テーブル(一人子を亡くされた方)
・久しぶりに連絡があった友人から、他界した我が子のことをずっと思っていてくれたことがわかり嬉しかった。
・身内でも気持ちがわかってもらえないと、つきあいが遠のいてゆく。
・他界した子が繋いでくれた新たな出会いについて。
・子のサインを感じた、受け取れたこと。
・おすすめしていただいた本についての話題。
④テーブル(別室)
(パートナー、親、きょうだいを亡くされた方)
・親御さんを子供のころ亡くされた方たち。センシティブなお話も含まれ、大人になってから親の気持ちがわかるようになったこと。
(きっと多くの努力や思考を重ねた結果でしょうか)
・精神医療について。これもセンシティブで複雑な問題も含む。適切な処方や管理がされていたのか等。
・遺品整理。多くの方はほとんどそのまま。メモ書きでさえ愛おしい。
・気持ちを家族間で共有できない。感情の持っていき場に苦慮。
・思い出を共有している者同士で悼み、語り合いたいのにそれが可能なご遺族もいれば、不可能なご遺族もいる。そうなるまで年数を要したご遺族も。
・心に押し込めていることを話せる場は、同士として交流が深まることもあり、救われる場合も。
☔☔☔
生憎の雨日、肌寒い日でしたが、時間ぎりぎりまで席を立つこともなく続くお話に、愛するがゆえの悲しみはパワフル……と、メイン集会室に戻った私は思ったのでした。
他界しても、大切な人への熱心な思いは尽きません。
閉会後は希望者15名ほどで、場所を変えてクールダウン茶話会(夕食会)の時間も持ちました。
クールダウンでなければ出せない関連話題もあったりして、「ええぇ」「ほおぉぉ」と、耳を傾け合うヒトこまも。
大変お疲れ様でした。
今回も書籍テーブルを設置しましたが、寄贈くださった方々に感謝致します。
ありがとうございました。
本の貸出しは無期限ですので、今後気になる読み物がありましたら、手にとっていただけたらと思います。
🔺お忘れ物🔺
会場に、数種のお菓子類が入った取っ手付き紙袋を忘れていった方がおられます。
お心あたりがありましたら、星のしずく*お問い合わせメールにご連絡ください。
主様と連絡がとれました<(_ _)>
hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆ ◆ ◆
次回、6月の集いは、オンラインと対面の両方を開催します。
◆2023年6月3日(土曜日) オンラインの集い。
会場はZOOM、要予約です。
◆2023年6月11日(日曜日) 対面の集い。
浦和コミュニティセンター(コムナーレ10階)、予約不要です。
お気持ちが向きましたときに、ご参加いただければと思います。
📷月夜の木香薔薇(白)/ポピー🚶
◆自死遺族の集い
お問合せ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
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