うちは曹洞宗ですが

私の実家は仏教の曹洞宗であり、檀家になってます。


(そこまでに至る経緯は…そういえば聞いていないです)


 ⇒仏教宗派等について(ググりました汗)


実父が本家の長男であり、幼い頃に日本から移り住んでいた満州で第二次世界大戦終戦になり、祖父は捕虜、残された家族4人(父と、その実母・実姉・実弟)が日本に逃げ帰る途中、実母と実弟が伝染病で他界、なので二人のお骨こそ手元にはありませんが供養するためのお墓がうちには早くからありました。


長女として生まれた私が結婚した主人も長男でしたので、後々のことを考えて両家のお墓を並べて建てるための墳墓を買い直し、元あったうちのお墓を新しい霊園へお引越しさせたわけです。

(お墓のお引越し手続きやら法要も、なかなか大変な段取りがあったように記憶しています)


ちなみに主人側の両親は、長男長女ではなかったので、お墓もありませんでしたし、宗派も檀家にもなっていません。

(なのでお墓スペースを確保だけして、更地のままだったわけなのですが)




結婚してから約20年後に、まさかの次女 有ちゃんが自死で先立ち、当初私は手元供養も考えましたが、皆で相談した結果気持ちが向きましたので、主人側の更地に新品のお墓を建てることになりました。


宗派については、うちが曹洞宗だったという理由で、有ちゃんの葬儀もさいたまにある宗教法人 曹洞宗のお寺さんにお任せすることになりました。


(とはいえ納骨は故郷の八戸市の霊園内ですので、檀家にはなっていない今現在です)

(今後主人側の家族が他界することがあれば、その時にどうするのか決まってくると思います)



この状態が良いか悪いかは、さっぱり私にはわかりませんし、こうして書き記してみて、なぜ曹洞宗にしたのか…<<流れ的に>>…というぼんやり感と、突然の悲しい出来事にバタバタと決めた感が否めません(^_^;)。


で、なんの話? ということになりますが、自分ちの宗派について知っていることと言えば、お経の前に『南無釈迦牟尼仏~(なむしゃかむにぶつ)』を唱えるということぐらいで、生前の実母から口伝です。

つまり自分の宗派の詳細についてよく学んでもいない私なのですが…。


それでも、有ちゃん亡きあと、妙に記憶に残った『宗教が絡む出来事』について書いてみたいなと思ったわけです。


 ※書いてみようかと心を動かされたブロガーさんたちの、たまたまこの時期に重なった宗教絡みのAmeba記事がこちら。

  ⇒『自死遺族と宗教、政治【大幅追記】』/れすとさん

  ⇒『宗教宗派 … 疑心』/桜野真綾さん

  ⇒『満つれば欠ける(再掲)』おかやす学さん


正直、私としては宗教のお話は面倒なのですが、皆様、自分なりの想いや考えを書いていらっしゃいます。



長い前置きから本題です。


有ちゃん亡きあと、有り難いことに自宅に幾度となく集って弔問してくださった方々がおりました。


あの日も数名の弔問客がおり、お仏壇&コーナーを前にして、順にお線香をあげてくださっていました。


ところがその中のお一人が突然困ったような顔をして躊躇し出し、空気が変わったのです。



同伴された方々たちとのお話に耳を傾けると、どうやら宗教違いが理由でお仏壇には手を合わせられないとのことです。


しかし、ご一緒した方々には『空気を読め』と言われんばかりにゼスチャーで促されていましたが、宗教違いのお客様は頑なに拒否しておりました。



 (; ・`д・´)……


 なんだこの間の悪さは。



でも、この宗教違いのお方だって決して悪気があるわけではない。

固い信仰心と生真面目な性格ゆえの振る舞いだったのだと思った私は、場を和ませるべく、「いえいえ、大丈夫ですよ(無理に拝まなくとも)」と小声で伝え、お茶の準備に向かいました。


その場こそ、それで収まりましたが、正直に今その時の胸の内をお話しますと、



 亡くなったうちの娘の弔問なんだよね?


 仏壇には手を合わせられなくとも、…ん? でも??


 うちの娘の弔問なんだよね??


 それができないって、どういうこと???

 しかもその理由が・・・



わかるようでわかんないようで、わか… うーんわかりませんでした汗。


怒りはないのですが、疑問を感じたことは確かです。




宗教とは何。



大切な我が子への想いを前にして、あのギクシャクした空気を作りだしたものは… ?



でもほんと、なんのために宗教ってあるんでしょう。


人のこころを少しでも慰めたり鎮めたり穏やかにしたり癒すためにあるのではないの(・・? ←きれいごと? 違うのでしょうか?


形式を重んじるにしても…、どうなのでしょうかと。


 *


ちなみにその弔問客は、後日とてもこころを込められたであろう某作家さんの詩文と絵画を数枚、娘の仏壇に手向けてくださいました、有り難かったです。

(もちろん合掌やお線香は抜きですが)


逆に言えば、そこの部分に多少拘って忘れられてない自分も、形式ばったことに雁字搦めにされてますという話!


📷『蓮の開花』の如く、うちのニャンズ♂鉢くんによる夏季得意のヨガポーズ。


南無鉢牟尼仏☆

有ちゃんがお空(天)に旅立ってから2年半後の7月7日七夕の夜、玄関に姿を見せた当時2ヵ月の毛玉たちは3歳になりました(^^)

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