第26回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
例年よりとても早い梅雨明け以降猛暑続きのさいたま市内。
それでもこの日は少し気温は落ち着き… とはいえ30℃は軽く超えた蒸し暑い夏日、7月9日(土曜日)第26回『星のしずく』自死遺族の集いを対面で開催しました。
参加者は計20名様。
うち初参加の方は6名様でした。
どなたを何時頃亡くしたのか、自己紹介のあと、4つのテーブルにわかれて、分かち合いの時を持ちました。
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事後間もない頃、身内から言われた、こんなこと、あんなこと。
悪気はないのかもしれないが、感情を逆撫でするような言葉の数々。
忘れられないあの日のこと、脳裏に焼き付いている各々の記憶。
辛い話題も上がりますが、相反した話題も。
亡き人からのサイン、エンジェルナンバーに感じること、信じていること☆
ペット、もふもふセラピー最強説(!?)
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悲しい事が起きてからの後悔について。
長年連れ添った夫婦間での思いの違い。
また、自身や家族のメンタル的なお話以外にも、社会的に動き出しているご遺族、闘っているのだという話題。
当事者スタッフNさんは、「第三者委員会が終わったがこれから全文公開に向けて闘う!」という意気込みを。
(※損害賠償や相続、労災認定他、具体的な問題のご相談がありましたら気兼ねなくお申し付けください。メールからでもお問い合わせ可能です。自死遺族に理解のある専門家へお繋ぎできればと思います)
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周りへの伝え方の難しさ、携帯解約に伴う心の変化、落ち込みが激しいときの自分なりの対処法、家族と分かち合う難しさ、薬との関わり方、カウンセリング 向き不向き(相性もある)、生きていく為の生活の再構築。
いつもそばにいてくれると思い、会話も頭の中でしている☆
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それぞれの経験からの話題。
人は定まった命をもって生まれてくる(定命)。
その時が来たから亡くなった、という考え方。
人知の及ばないこと。
あの時あーすればこーすればも意味がなくなる。
そんな風に考えると気持ちが楽になってきた方。
心情を文字にしてノートに気持ちを書き記したりすることで少しずつ整理している方。
お薦めの書籍の紹介もありました。
悲しく苦しい中で、何とか気持ちを穏やかにできそうな方法などシェアしてくださった方。
いつもの如く、あっという間の2時間半。
お初の方々、お久しぶり!の方、参加くださった皆様、そして当事者スタッフさんもお疲れさまでした。
長時間ありがとうございました。
亡くなられた息子様への想いと共に綴った追悼句集『想ひ出歳時記(リニューアル版)』を寄贈くださったrestinpeace0302様、
アルバート・シー著『父の自死とそれからの私』の日本語訳監修発行、寄贈くださった『ナインの会・長野やまなみの会』の前島様に、心より感謝し申し上げます。
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8月6日(第1土曜日)、8月7日(第1日曜日)、13:00~15:30です。
8月28日(第4日曜日)はアートワーク『紡ぐ光の物語~第5章』虹*空キャンドル開催予定です。
2022年度は公益さわやか福祉財団様の協賛もあり、企画開催させていただいてます。
お気持ちが向きました時に、ご参加ください。
ご予約をお待ちしています。
photo/田中みぎわ様
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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