手のり地蔵アートワーク*開催報告

自死遺族の集い『星のしずく』主催で、アートワーク『手のり地蔵づくり』を7月12日に開催しました。


緊急事態宣言解除後、ここのところ東京都を中心に新コロ感染者が増加傾向にあり、憂慮もありましたが、参加者様+講師さん&専スタッフ)計28名の会場入りで、アートワークがスタートしました。


📷↑Cさんのお地蔵様


講師(保坂三智子さん/任意団体ORIZURU)の自己紹介のあと、気を整える軽い運動から入り、そして呼吸法により更に心を落ち着けていきます。


📷↑Kさんのお地蔵様



心と体を整えつつ、保坂さんのやわらかな声で詩の朗読があり、参加者皆様の気も、ここで一気に高まりあたたまってゆく感が………。


最近泣くことがめっきり少なくなった私も、思わず涙……m(__)m。


*この日の詩*

若松英輔著『燃える水滴』『愛について』からの抜粋。

《著者コメント web記事より》

静かに考えていただきたい。
これまでの人生で、死者の存在を感じたことはないだろうか。
ここでの死者とは、私たちのなかにある、亡くなった人々の思い出ではない。
その人々は、「死」の後も臨在する不可視な隣人である。



📷↑Sさんのお地蔵様



心のウォーミングアップ後、思い浮かんだ1字を写経の気持ちで紙に書いておきます。



📷↑Kさんのお地蔵様



作成手順説明のあと、各自お地蔵さん作りにとりかかりました。


特殊な木の粘土を指先で撫でながら、大切な人と対峙するような、静かな時間です。



📷↑Mさんご夫妻のお地蔵様

(向かって左:奥様、右:旦那様)



お顔の表情も全体的な雰囲気も一つ一つ本当に違い、見入ってしまいます。



📷↑Oさんのお地蔵様



📷↑Bさんのお地蔵様



📷↑Kさんのお地蔵様



紙に書き出していた、心に浮かんだ文字をお地蔵様の背中に彫ります。



📷↑Bさんのお地蔵様



お花を飾り、ラッピングします。



📷↑Yさんご夫妻のお地蔵様

(向かって左:旦那様、右:奥様)



木の粘土が完全に乾くまでは、一週間ほどかかるので、お家に帰ってから、配布された紙コースターに乗せてゆっくり乾かします。



📷↑Kさん(奥様)のお地蔵様


📷↑Kさん(旦那様)のお地蔵様



乾く途中で、ひび割れが気になる部分には、指に水をつけて優しく撫でてあげることで、ある程度なめらかに修復できます。



📷↑Lさんのお地蔵様



あちらの世でもお守りくださいと、願いを込めて作った地蔵様の姿、顔、その表情から伝わってくる皆様の想いに、心の底から熱いものが込み上げてきました。


アートワーク後は、参加者一人一人に感想や『今の想い』を述べていただき、最後に全員でその場でできるストレッチでコリを軽く解して、この日は閉会となりました。

感染防止策に徹した会場セッティング、講師の方々をはじめ参加くださった皆様のご協力のもと、有り難くアートワーク開催の運びとなり、無事に終了しましたことを心から感謝し申し上げます。

m(__)m☆


『星のしずく』では、今後もアートワーク企画を考えていきますので、お気持ちが向いたときには気負わずに参加いただければと思います(^-^)。

星のしずく*管理人


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