子どもの自死(学校問題)
今年、国内のとある支援団体から発表されていた報告書の中に、『子どもの自殺、背景調査、その結果』というものがあり、138事案の『基本調査結果』の分析とされるものが述べられていました。
しかし、前年度の小中高生 子どもの自死は、過去最高529名だったと記憶しています。
プラス大学生………表立って出されている人数だけで430名程。
基本調査・調書だけの138事案では、分析とはいうものの解析には程遠いものだと考えます。
うちの有ちゃんのことを例として上げてみても、「問題はなかった」と纏められていた基本調書ですので、そうした乏しい調査138事案の統計もしくは集計をとったに過ぎない段階なのだと考えるわけです。
かけがえのない一人一人の詳細な調査記録が蓄積されていくことでこそ、なんらかの『傾向』と呼べるものが見えてくる可能性があるのではないのか。
結果、答えの出ないことが答えかもしれません。
それでも遺族だけでなく、此の世で関りを持った皆で思い返してみて、協議・考察した記録を積み重ねていくことは、ひょっとしたら見落としていた問題点、学校等の社会生活を見直し、改善していく上で、とても重要なのだと今更ながら思うようになりました。
事後から本日で8年と10ヵ月。
年数がかかってしまいましたが、我が子の自死について漸く、ある意味冷静に考えることも可能になってきたことでの気づきであり、後悔の一つ。
自死そのものについても、見聞等から多少なりとも学ぶことになってしまい、自分の中で変化(進化)していった考え方も影響しているのでしょう。
けれど第三者委員会を立ち上げても、進行具合が遅いとされる現状で、立ち上げからやっと調査段階になった中で「我々は生きて居る生徒たちを護らなくてはならない」と声高に返答してきた教員もいたというケースも耳に入ってきたことがあります。
はて? 生きて居る生徒たちに、今後出来る限り悲しいことが起こらないように、皆で改善策を考えていく機会にもなるのが第三者委員会の調査では?と、疑問を感じざるを得ませんでした。
子どもの自死(学校問題)第1回研究会開催。
2025年12月9日(火曜日)18:00~
TKP東京駅前カンファレンスセンター3階
「ミーティングルーム3C」
主催: 全国自死遺族連絡会
共催: 自死遺族等の権利保護研究会
阪大特任准教授の小出先生。
連絡会理事の田中様、明様。
調査委委員の経験のある弁護士細川先生、甲斐田先生、和泉先生を中心に進める予定です。
ZOOM設定し、リモート参加も可能にするとのこと。
関心がおありになる方は勿論、今まさにこの問題に直面されている方々の参加ご予約をお待ちしております。
◆リモート参加の方は要事前申込です。
パスコードが決まり次第、送信させていただきます。
◆施設会場の対面にて参加を希望される方も、御座席数に限りがあるようですので(会議室は18名定員)、事前に参加お申込みいただけたらと思います。
◆お問合わせ・お申込み
①申込アドレス⇒hoshinoshizuku0922@gmail.com
②AmebaもしくはInstagram(eriko.0922)のメッセージから
③管理人(ポピー前川)への直メアド・LINEをご存じの方はそちらでもOKです
※キャンセルになるときには、ご一報いただけると助かります。
🔵自死遺族の集い
<2025年度さいたま市ふれあい福祉基金運用補助金事業>
★第83回集い 12月6日(土)◎オンライン(要事前予約)
★第84回集い 12月21日(日)◎(与野)下落合コミセン4階
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
🔵第三者委員会について
➡Ameba Blog/バトンさん(わかちあいの集いでは野村)
星のしずく対面の受付に寄贈書として置かせていただいてます。ご自由に手に取られてお持ち帰り可能です。
🔴全国自死遺族連絡会 発行、自死遺族等の権利保護研究会 監修。
➡『大切な人を亡くした方々へ』/支援や制度、法的な問題の早見ハンドブック フリーダウンロードページ
➡自死と向き合い、遺族とともに歩む『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーダウンロードぺージ
0コメント