黄昏迫る麗園で
今年度、居住地の自治会『組長』が、9年ぶりにまわってきました。
(位置づけとしては、自治会長>>班長>>組長、という感じ)
有ちゃんが生きて居た2016年度に『班長と組長』をダブルでやって以来、久しぶりにまわってきたわけです。
一つの組からは必ず1名以上が、恒例秋の防災訓練に参加せねばならないという決まりがあり、主人と二人で向かうことに。
広い空き地に100~150名ほどの住民が集まり、消火器、簡易トイレの設置方法・使い方、炊き出しご飯の作り方等の説明を受け、実際にやってみるという大掛かりな訓練です。
彼岸花が咲き乱れる小川沿いの小径を眺めながら空き地に行くと、各町内ごとに集まった参加者が並んでいました。
そこに着くまでは、まるで意識してなかったのですが、有ちゃんの小学校時代の卒業謝恩会で、隣の席に座っていたお母さんの姿を目にし、想うこともありました。
ああ…随分と年数が経ったものだと。
向こうからしてみれば、私の姿に、同じような気持ちになったことでしょう。
チラリと我々にも気づいていたと思いますが、特別話しかけてくるわけでもなく、一緒に参加されていたご近所さんと炊き出しのお手伝いを積極的にやってらっしゃいました。
随分と昔のことのように感じたのは、10年以上前の謝恩会が思い出されたからではなく、こうした地域住民の集まる活動に、臆面もなく出席できている自分自身のことからでした。
9年前の『班長と組長』掛け持ちの時に、事は起きました。
その時は自治会の方に電話をして、身内の訃報届けについて問い合わせをしていたことも思い出されてきました。
訊いたところ、回覧板で知らせるかどうかは御家族の任意であるとのことでしたので、我々は回覧では載せないことにしたのです。
(中学校敷地内での事なので、既に周知だったこともあり)
あの時は、とにかく起きた事を、どうにかどうにか沈静化させようとばかり考えていたな。どうにもならないのに。
そんなことも思い出されました。
防災訓練は難なく終わりましたが、甦る謝恩会の思い出に暫くこころを占領されることとなり、久々に『有ちゃんに会いたい!会いたい!発作』に苛まれてしまいました。
秋風も追い打ちをかけてきますし、知らず知らずに鬱々していたのか、まるで宿題も捗らないここ1週間(;´Д`)……。
そんな折、故郷の妹がLINEに添付してきた霊園写真📷。
父が撮ったらしく、夕焼雲が映り込む墓石と、その手前に咲いたコスモスが相まり、映え効果だけでなく、悲しい現実まで鮮やかに(残酷に)引き出してきたようで、一気に胸が締め付けられました。
大丈夫か、私………と、
なにか水玉みたいなものも写り込んでいるのに気が付き、これは一体何なのか妹に訊いてみたのですが、わからないとのこと。
え… 👀わからないって………?
自然に撮れてたの??
黄昏時が迫る霊園では、何が起きても不思議ではないのかもしれないですね。
たまたま写り込んだこれは、霊園に足繁く通う父の姿を見守るご先祖様や、母や有ちゃんの気配のようにも感じられ、ここのところの鬱々感を間接的にでも救ってくれたような写真に手を合わせました。
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