星活バスハイキング
一年に一度の大掛かりな(がんの)経過観察が、今のところまずまずだったからでしょうか。
うちの主人が、めちゃめちゃ久しぶりに職場の健保主催のバスハイキングに参加申込をしたので、わちゃわちゃ同僚家族たちが一緒に巡る、千葉の航空博物館~周辺ハイキング~成田山~新勝寺拝観~日帰りコースに、こんな我々夫婦二人が!?!? 参戦することになりました。
私のブログの、一番最初のページに載せた『富士山周辺ハイキングコース』のエピソードも、この健保主催のものだったのですけれど、有ちゃんが還って逝ってからは、長女も誘える状況ではなく、たとえ夫婦ふたりだけでも参加申込なんぞ出来るわけがないという、もはや禁断のイベントになっていました。
無理でしたね。
何度もお伝えしてきた通り、有ちゃんの旅立ちは中学校の敷地内での事。
一日にして知れ渡り、主人の職場の方々も通夜…葬儀に参列するという流れになりました。
家族の1人…しかも子を自死で亡くした両親にとっては、場違いみたいなイベントでしょう。
けれど、事後から9年めを生きて居るこの5月に、何を思ったのか、それとも何かが吹っ切れたのか?? 申し込んでみるか?と、主人が私に打診してきたのですね。
私自身も、どう気持ちが動いたのか、“こんな夫婦ふたりで”参加してやろうか…と、事後初めて思い立ちました。
単純にハイキングしたいな~という気持ちもあったと思います。
ひょっとすると遺族の散策会や、その繋がりでお出かけすることも増え、それらが心身の良いリハビリにもなっていたのでしょうかね。
歩いていて、楽しかったのです。
運動不足で息切れはしていても、楽しかった。
事後直には、一触即発で口論になってしまうような状況で、やっと外出できても会話が噛み合わない。
足並みも揃わない。
数年後に連休を取り、一週間旅行へ出たときも、まだまだ無理をしていたと思います。
これほどに恐ろしく悲しいことがあったわけですから、自分のこころの手当だけでいっぱいいっぱいで。
家族の悲しみは、手に取るように分かり過ぎて直視もできなかった年月。
けれどこの日のハイキングは違いました。
お互いの距離感も上手く取れて、無言で歩きながらでも、歩幅やスピードが違うのを分かりつつ、振り返ったり、立ち止まったり、たまに声を掛け合ったりして、和かな時間を過ごせたのです。
族友さんの御子シンボルに遭遇してからは、推し活ならぬ“星活”の話題ばかり私が語り出したので、主人は多少ウザがっていたように思いますけど。
しかし、知らなかったのですが、航空博物館のゆるキャラ君は、星のバッチを胸に輝かせているのですね。
林檎とコラボしているものもあり、和みまくりました(^-^)。
成田山~新勝寺では『厄除け 星まつり御守受場』が、それこそティファニーブルーに近いお色で表示されており。
てか、そうか。
これは有ちゃんも一緒のハイキングだったのですね☆
(ここまで来てやっと気づく)
これまで出逢った空友さんたちも引き連れて。
(空の駅だからね)
さいたまに戻ってきてから、3人☆☆☆打ち上げで入った最寄り駅付近の飲食店内で流れてきた楽曲がAce of Baceの『The Sign』。
な、懐かしい…、しかもここへ来てやはり『The Sign』ですか。
そういやこのアルバムCDジャケットはピンクの薔薇モチーフだった。
(有ちゃんから貰ったミニ薔薇がソッコーで脳裏をよぎる)
そんな話をずーっと聞かされていた主人が、ハッとしたように言い放ったのは、
「なんとなくわかってきた。我が子の推し活だろ」
………
一理あるのかもしれない。
どこへ居ようとも行こうとも、姿が見えようが見えまいが、我が子のことは常に応援していますから。
☆Ace of Bace 『The Sign』☆
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