第65回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2024年12月14日(土曜日)は今年ラストの、ZOOMを使ったオンラインの集いでした。
参加者は9名様。
うち初参加者は1名様。
子が他界された方、きょうだいが他界された方、パートナーが他界された方がウェブ上のルームに集い、一画面でのわかちあいになりました。
photo『宝徳寺~床もみじ』/K様より
お一人ずつ自己紹介、近況等で一巡。
この時期ということで、クリスマス・お正月という華やいだ時期のしんどい気持ちや、各々の過ごし方についての話題も上がりました。
亡き大切な人への悲しみ、今現在の状況から、苦悩だけでいっぱいいっぱいの方。
自死遺族という部分だけではない、昨今の出来事でお疲れ気味という方。
事後から、初めてお正月にお餅を食べてみようかな。。という方も。
私はというと、事後直から1~3年頃までの非常に辛い年末年始のことを振り返るお話をしました。
あの頃は…(たとえるならば)まるでマッチ売りの少女(おばさん)………。
賑わう世間の年末。
自宅に引きこもっているのも辛く、イルミネーションで華やいだ街角に出ては見るものの、なにもかもがヒリヒリとするような寒さに、以前の思い出のあかりを灯して暖を取ろうとするけれど、マッチの炎のごとくすぐに消えてしまう。
何度マッチを擦っても、煌びやかなイルミネーションと冷気に吹き消されてしまい、心身ともに凍り付いてゆくような痛み。
でも、今年、七回目のこの時期はどうでしょうか。
常に抱いて歩いている悲しみは大切な宝となり、向き合うというより撫でていることが多くなったためか輝きも増して?、悲しみ自体が御守りのような存在にも感じられるようになりました。
煌びやかな街なみに身を置いても、不安定な気持ちに陥る苦しさはほぼなくなりました。
大切な悲しみごと自分。
自分なりの気持ちの落としどころと、『自死』(我が子の場合)に対する考え方、捉え方も定まってきたからだと思います。
*
『家族内でわかちあえているのか』という質問について、各々の今現在を語っていただく場面もありました。
(境遇によっては必然的に家族とはもうわかちあえない方もおりますでしょう)
亡き人については語らずとも、旅行であったり何かしらで家族の絆を深めている方。
年数は要したけれど、夫婦で亡き子についてわかちあえているという方。
普段は会話にこそ出さないけれど、わかちあいには当初から一緒に参加されているご家族も。
*
文字にして書き出すのも整理になる、けれど声に出して話すことが一番、気持ちの上で変化があった、苦しい気持ちがやわらいだ、というようなお話も聞かれ、ああ…自分もそうだったと痛く共感いたしました。
今年2024年、オンラインの集いに参加された皆様、ありがとうございました(^^)。
オンラインですと、自宅のペットちゃんたちもお膝の上に一緒、画面越しにお披露目~なんて流れもありで、これはこれで別の和みがあるものですね。
(うちのニャンズは大抵私がオンライン中はどこかの部屋で寝ていますが)
お疲れ様でした☆
◆ ◆ ◆
次回の星のしずくは、今年ラストの対面の集いになります。
日時 2024年12月22日(日曜日)
13:30~16:00過ぎ頃まで。
(受付は13:15前後~)
場所 武蔵浦和コミュニティーセンター
(サウスピア8階 第7+8集会室と(第3集会室))
JR武蔵浦和駅 西口直結デッキ徒歩2分
(サウスピア専用駐車場あり)
🔵JR武蔵野線 🔵JR埼京線
対面の集いは予約不要です。
お気持ちが向きました時に、参加の方お待ちしています。
◆自死遺族の集い
<2024年度さいたま市ふれあい福祉基金補助事業>
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
⇒管理人
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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