第58回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2024年7月13日(土曜日)は対面の集い日でした。
参加者は19名様。
うち初参加者は1名様。
パートナーが他界された方(1)、親が他界された方(2)、子が他界された方(16)が集いました。
はじめに参加者全員が一つ輪になり、自己紹介の一巡から。
どなたをいつ頃亡くされたのか、そして近況等お話になりたいことをお一人お一人に語っていただきました。
📷『蓮』手芸/N様
全体でのご挨拶後、5テーブルに分かれたグループミーティングを行いました。
▼各グループで上がった話題。
①グループ(子が他界)
わかちあいに参加するようになってからの変化について。
・話すということの大切さ。
・話すことで頭の中が整理されて気持ちも少し楽になる。
・話を聞くことで、自分一人では考えられない気づきを得る。
・時には話に感情移入して気持ちが重くなってしまうこともある。
お墓のこと。
・最近のお墓は自由度が高くなり墓石も様々。
・宗派を問わない霊園もある。
(別の宗派の僧侶が同じ時間に入れないという決まりごとがある場合も)
・永代供養を考えている方、その理由。
(お墓をのこされた子に背負わせたくない)
親戚や僧侶から泣いてはいけない、家族を背負うよう言われたため、我慢するようになってしまった方のお話も。
②グループ(子が他界)
あちらに還るまでの、我が子の様子について。
症状が出ていたケース、まったく兆候等感じ取れなかったケース、各々の辛さがある。
日常の供養のスタイルそれぞれ。
亡き子と共通の趣味を通してだったり、亡き子を思う気持ちの現われが功を成した趣味の話題へと続きました。
③グループ(子が他界)
・神社に行かなくなった方のお話。
・お盆の迎え方についての話題。
・亡き子に導かれていたのだと感じること。
・スピリチュアルの話題、不思議な何かを感じたエピソード。
・こうなる事は決まっていたのではないのか、自分が亡き子から学ぶためだったのではないのか。各々の想い。
・のこされたきょうだいの思い、心配について。
④グループ(子が他界)
自責について。
・自分とは逆の子育てをしていても自死となってしまった方もいると知った。
・自分の言動が原因でそうさせたと考えるのは、思い上がりだとの意見も聞かされた。
けれどなにをどう言われても、なくならない自責。
⑤グループ(パートナー、親が他界)
家族の問題: 自死があったことで悪化した家族関係。
感情の混在: 憎しみと愛情の共存。
死への思い: 死にたいと思うことはあるが実行は難がある。
虐待の認識: 大人になってから過去の虐待に気づく。
メンタルヘルス: PTSDを発症し治療中。
薬への意見: 向精神薬は好ましくないと感じている方も。
以上、印象にのこった話題等でした。
各グループでの閉会後は、希望者11名ほどでクールダウン茶話会タイムを別場(飲食店)へ移動して持ちました。
東京をはじめとする一部地域の7月盆の入り日でもある7月13日でしたが、参加くださった皆様、大変お疲れ様でした。
様々な気づきも然り、憩いの時間をありがとうございました。
差し入れをお持ちくださった方々にも感謝いたします。
これから暑さが本番になりますね。
心身共に夏バテにお気をつけて乗り切れますように。
◆ ◆ ◆
次回8月の星のしずくは、
◆第59回
2024年8月3日(土) ◎オンライン(ZOOM)
◆第60回
2024年8月17日(土) ◎対面の集い
対面の集いは予約不要です。
お気持ちが向きましたときに、会場にお越しください。
お待ちしています。
◆自死遺族の集い
<2024年度さいたま市ふれあい福祉基金補助事業>
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
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