第46回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
photo/『秋薔薇』クロ様より
2023年11月12日(日曜日)
秋を通り越してしまったように、朝から肌寒い初冬の訪れを感じるさいたま市内の公共施設で対面の集いを行いました。
参加者は25名様。
うち初参加の方は2名様。
親が他界された方(2)、パートナーが他界された方(1)、子が他界された方(22)が集いました。
「どなたがいつ頃他界されたのか」自己紹介&トーク。
この日、この時間、この場所にお気持ちが向いた参加者お一人お一人のお話に全員で耳を傾けます。
一巡後、今回はより近い境遇のグループ分けで会を進めさせていただきました。
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①テーブル(きょうだいのいる子が他界…主に事後2年以上経ったご遺族~)
・事後、社会との繋がりが最小限に。
・仏事に招く人のことで悩む。
・車に乗って行った所、車に入れた音楽、車に関する事もできない。
・開けられるけれど敢えて開けない亡き子のスマホ。
・ここにきてやっと話す事ができた。
細やかな話題様々。
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②テーブル(きょうだいのいる子が他界…事後1年未満~主に日の浅いご遺族)
亡き子への強い自責の念について詳細にわたるお話がありました。
事に至るまでの背景によって自責の念も本当に様々。
事後、生き残る家族で過ごしてきた「生き地獄」のような日々を経て、助け合えるまでに至るお話に一同目頭が熱くなったり。
亡き子のきょうだいしまいたち、その後の様子・心配事についても詳細にわたるお話に。
死因について話すことは、偏見等を気にするというより、自分や家族の想いを重視した遺族主体でどうするのか選択しながら生きていくのがベスト。
(個人的にも共感しました)
他にも多岐に渡り話題が上がりました。
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③テーブル(一人子が他界)
・辛い起床もぺットを飼っていたことで、朝の食事の用意をするために生活をなんとか保ててきた。
動物を飼っている方々から、癒されるだけでなく色々な意味でお勧めです!とのお話が上がりました。
・辛いときを凌ぐために、自分に合った集中できることを始めてみている。
自転車、お寺巡り、弓道、ホットヨガ、ストレッチ、ウォーキング、ウクレレ、己書etc.。
・無理に人と会うのは後でとても疲れるので、そういう人とはもう会わず、自分を大切にしたほうがよいのでは。といったような対処法について。
・会に参加する際のニックネームについての笑い話。
・ひとりでいると辛いけれど、参加してみて楽しいお話しも出たり、今日は来て良かった。という初参加の方からの感想も聞かれました。
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④テーブル(お立場別)
・このテーブルはさまざまな人を亡くした人が居るので、より多彩な感情を知ることができる。
・お寺巡りについての話題。
・会にもさまざまなタイプがあるというお話。
・命日月も、事後からの時間を経ることで亡くなった人へ感謝の気持ちを抱くことができるようになった。
・自死以外の死因の遺族会もあるが、参加するとなると偏見が怖い。
・精神科について。他界した方の精神科との向き合い方について、思い出話。
・夢に出てきてくれた時の嬉しさ。
・誰にも話せなかった自分自身への今ならできる労りや慈しみ。
・自分で分かち合いの会を立ち上げてみたい。遺族の自分ができるグリーフに携わるこれからの道について。同じ境遇の方々と痛みや苦しみを分かち合い、少しでも気持ちが楽になるように願う心。
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閉会後は10名様程で近くの飲食店に移動してクールダウンのひとときを持ちました。
クールダウンから参加くださった方も🌟←全然アリです(^^)
肌寒い日でしたが、参加者の皆様お疲れ様でした。
街角のクリスマスのイルミネーションが心身に沁みてくる季節に突入ですね。
年末年始にむかい、なんとも耐え難い気持ちに陥るときも多くなると想像しますが、どうにか凌いで、乗り切っていけますように。
2023年12月の集いは、オンラインと対面の二つ開催します。
◆12月2日(第1土曜日) オンライン※要事前申込
◆12月23日(第4土曜日) 対面の集い◎浦和コミセン(コムナーレ10階)
対面の集いは予約不要です。
お気持ちが向きましたときに参加いただければと思います。
photo/『旅先から』H様より
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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