第44回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2023年10月14日(土曜日)はオンラインの集いでした。
参加者12名様。
うち初参加者は2名様。
子どもを亡くされた方(11)、パートナーを亡くされた方(1)が集い、スタート。
自己紹介や近況等で一巡後にわかちあいに入りました。
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事後からまだ半年未満~1年強と日の浅い方々。
画面越しにでさえもお辛い表情が見え隠れする中で、絞り出すように現状を語っている姿に、なんとも言葉にし難い愛おしさ(?)のような気持ちが湧いてくるのは、私だけではないと思います。
同じように苦しい時期を耐え凌いできた先人ご遺族たちの眼差しには、労りや励ましをひしひしと感じるのでした。
4~5年経つ頃から、やっと…何かにチャレンジしてみようかなと思い立ったり、動き出している方々もいらっしゃいました。
生きる目標を失ったような日々、木っ端微塵に吹き飛んでしまったような状態。
けれど年数を経て、元の自分もちゃんと存在していたことに気づいた。
踏ん張ってきて、今を生きている自分を褒めてあげたい。
不思議と、あらゆることに感謝する気持ちが増えている。
集う皆様から発せられるのは実体験に伴う言葉なので、重量感をもって響いてきます。
悲しみだけではなく、怒り…憤りの感情が、ある時から緩やかに変化してきたというお話も。
そういえば私もです。
ジェットコースターに乗せられたような、気持の揺り幅も大きく不安定だった時期は過ぎ、激しくトゲトゲした感情が「まぁるくまぁるく」とまではいかなくとも、いくらかトゲが抜け落ちて、角も取れて滑らかになってきているのですね。
年数はかかろうとも、感情のコントロールが可能になっているご遺族も。
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長時間、画面越しで大変お疲れ様でした。
その後一時間ほどフリートークタイムをもうけました。
再度学業にチャレンジしている方から、脳科学の講義で学んだお話しもあり、まだ研究段階とはいえ脳のメカニズムや遺伝子に要因する自死に纏わる新しい研究結果から見えてくることに、古くから根強く残る自死への偏見や誤解・無知による差別的な意識が日本国内でも消滅していくことを願うという話題も上がりました。
(スピリチュアルな話題、それぞれの考え方や実体験話も上げました)
ありがとうございました🌟
◆ ◆ ◆
次回、第45回の集いは対面で行います。
2023年10月22日(日曜日)13:30~16:30頃まで開催。
対面の集いは予約不要です。
お気持ちが向きましたときに、お立ち寄りください。
📷白い彼岸花
花言葉/また会う日を楽しみに。思うはあなた一人。
ミナ様より。
◆自死遺族の集い
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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