愛しさをわかちあう
2023年9月9日(土曜日)、一社)全国自死遺族連絡会主催の第16回全国自死遺族フォーラム◎東京飯田橋に参加しました。
午前中は自死遺族自助グループを運営している方々と運営上の問題点等を話し合う、質疑応答による交流研修会があり、仙台 藍の会、福島 えんの会、長野 やまなみの会、とうきょう みずべの集い、さいたま 星のしずく、ハッブルなないろフォレスツリー、クリスチャン自死遺族ナインの会他から、運営している当事者(世話人さん・スタッフ)参加されている皆様が集いました。
◆フォーラム◆
・司会:雲野 信司さん
13:30~13:35 フォーラムインフォメーションとはじめの挨拶
理事:齋藤智恵子さんより
13:35~14:35 第一部 岡 知史先生 講演
(上智大学教授 総合人間科学部社会福祉学科教授)
テーマ 自死遺族の自助グループについて
~悲しみとわかちあい、そして社会活動~
※「集団心理療法」と、※「自助グループによるわかちあいの集い」そのナカミの違いについてのお話がわかりやすい喩えで、よく伝わりました。
・集団心理療法……心の毒を吐き出す場、毒素を吐き出す療法であるが、吐いたゲロではわかちあえない。
・わかちあいの集い……愛しさ(悲しみ)を語り合う、仲間の繋がりで支え合う、わかちあえるのは「価値あるもの」である。
わかちあいの集いで集団心理療法的なものを求める人々は、社会活動に発展していくことが少ない。他の人のゲロは受けたくないものであるから、他人の話は聞く気が元々ない状態で集まるのに等しい。
対し、あるべき『わかちあい』が社会活動に向かうのは、まだ見ぬ仲間への想いもあるから。そういう場を作り、継続してゆきたいと動き出す。
………
個人的には頷くことの多いお話でした。
☆誰かの話に耳を傾けられる人の存在。
☆他界した大切な人との関係を大事に続けていける場所づくり。
☆社会の、自死への意識を変えていけるのではないか。
☆他の死因と(偏見や誤解による)区別をしないことを発信していける仲間。
14:50~16:05 第二部 遺族講演
1.大森郁子さん 茨城県自助グループ「さざれの集い」代表
テーマ 悲しみとともに生きて20年
2.匿名当事者さんより (他配布資料「強度行動障害とは」)
強度行動障害という、私は聞き慣れない言葉を知るきっかけになりました。
ありがとうございました。
16:05~16:45 第三部 参加者の声
マイクパスによる参加者皆様からのお話。
大切な人につけられた名前、楽しい思い出、自慢したいことを一人ずつ語りました。
が、…緊張していたのか?、私は肝心な娘の名前を告げるのを忘れてしまいました💦
(;´・ω・)←おい
しかも楽しい思い出というより悲しい思い出をべらべらと…(悲しみも愛しさということなので、赦してください)
有ちゃんはきっと傍で「マミーは相変わらずトンマだな…」と、ムッとしていると思いました…_| ̄|○ ←しかしそういう表情でさえ思い出すと愛おしい。。。🌟
16:45~16:50 終わりの挨拶、2024年フォーラム予告
理事代表:田中幸子さんより。
来年2024年は大阪での開催を予定しているとのことです(^^)。
運営陣の皆様、講演してくださった方々、そして参加された皆様も長時間お疲れさまでした。
ありがとうございました。
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