第21回 星のしずく*オンライン自死遺族の集い開催報告
偶数月はオンラインでの集いを二日間開催しました。
2月5日(土曜日)9名様。
2月6日(日曜日)9名様。
うち初参加の方は3名様。
簡単な自己紹介で一巡、グループ分けはせずに、両日とも一画面で集いをスタートさせていただきました。
事後から日の浅い方であろうと、数年経った方であろうと、心の中にある複雑な想いを語り出すのには、ある程度時間を要するのだと思います。
ファシリテーターのお話しにポツリポツリ…応答するのがやっと…という場合が殆どですけれど、ひとたび場があたたまってくると、堰を切るように語り出し、長時間画面越しでも、あっという間に時が過ぎてゆく感じがします。
そして特別テーマなどは上げなくとも、参加者様お一人お一人の、『事が起きてしまってからのお話』に耳を傾け合うという、心の深い深い所に降りていくような時間に、今回もなりました。
多義にわたり話題が上がったわけですけれど、日の浅い方が一番気になるのは『どうやってこの状況を脱していくのか』『こんな苦しい状態でどう生きてゆくのか』という部分。
どんなふうに過ごしてきたのか。
どんなふうに生き続けているのか。
各々が実際に向かわれたもので『これはなかなか効いたな』『あの時はアレに助けられた』という体験談を、表情を見ながら直に聞き、語り合い、情報交換へ。
個人的に印象に残ったのは、
*『助けて』を言えることは大事。
(誰かに「助けて!」とは、なかなか言えないものですが)
できるだけ言葉にして発信する。助けてくれる場や人に、意外と出会える。居たりする。
*自死遺族になってから、一言でいえば『耐えて生きている』。
小さなことから大きなことまで、日々なにかしら『耐え続けて』生きている。
………………
大切な人を突然自死で喪ってからも、生き繋いできたご遺族方の言葉は、大袈裟でもなく、嘘でもなく、時には厳しく感じることもあるけれど、心に沁みてくるな…と、私は感じました。
自死について、項目をしっかり設けて、ある程度本質的な部分から考察した上で書かれていると思われる書籍のシェアもありましたので、もしかしたら「読んだよ~」「知ってるよ~」という方もいるかもですが、一応載せておきたいと思います。
☆『日々是修行』(佐々木 閑 著)
人が強い苦悩の中、最後に意を決して一歩踏み出した、その時の心を、生き残った者が、勝手に貶めたり軽んじたりすることなどできないのだ。
(一部引用)
☆『亡くなったあの人と話したい…をかなえる本』(日下 由紀恵 著)
(ややスピリチュアル寄りですが、自死についても書かれています)
参加くださった皆様、当事者スタッフの皆様、長時間お疲れさまでした。
書籍のシェアもありがとうございました。
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次回【第22回】集いは3月12日(第2土曜日)、『武蔵浦和コミュニティセンター』JR武蔵浦和駅西口デッキ直結徒歩2分、サウスピア8階で対面の集いを開催予定です。
(※感染症拡大状況によっては、オンライン二日間に変更になる場合もあります)
予約は不要です。
お気持ちが向いたときに参加いただければと思います。
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