第13回 星のしずく*オンライン自死遺族の集い開催報告
偶数月はZOOMを使い2日間のオンライン開催でした。
6月5日(土曜日)参加者13名様。
6月6日(日曜日)参加者8名様。
うち、初参加の方は5名様。
二日間ともグループ分けはせずに、一画面の中でわかちあいの会をスタートさせていただきました。
簡単な自己紹介で一巡し、司会のTさんからお一人ずつお話を伺いながら進めていくというスタイル。
お子様を亡くされた方、御姉妹を亡くされた方、パートナーを亡くされた方、親御様を亡くされた方、今回も様々な立場からのこれまでのこと、現況等が語られていきます。
年数が経った方、数ヵ月前という事後から日の浅い方、これまでの経緯も背景も違いますが、それぞれのお話が心に沁みてきます。
根底には自死という共通の悲しみがあるので、ポツリポツリとではありますが、他では話題にも上がらないような事でも、心底頷いて聴いてくれる人たちがいるのは、ウェブ上でもオンラインでも対面でも、とにかく有り難いなと思いました。
しかし、いざという時(待ったなし!)の苦しい時の、お助け(有料)カウンセリングサービスなるものがあるという情報も話題に上がりました。
ご存じの方もいますでしょうか。
↓ ↓ ↓
◆カウンセリングサービス
シェアしてくださった方の助言・補足としては、ここにアクセスしたとして、プロの自死遺族カウンセラー・もしくは見識の深いカウンセラーに当たるかどうかが鍵、とのこと。
(・_・D …なるほどですね。
いざという時の御守り代わりに繋げておくのも良いかもしれないです。
「悲しみに向き合う時」の家族間での温度差、各々の向き合い方やそのタイミングの違いについても話題に上がりました。
事後はぎくしゃくしていた家族間も、年数を重ねると足並みが揃ってきたというお話、様々なスレチガイはあったにしろ当時支えになってくれていたことに、今は感謝して過ごしているというお話もありました。
事後からのことを顧みれるようになったのはいつ頃からだろう?
時間としては、5年は確実にかかったと仰る方も。
事後から日の浅い方にしてみれば長過ぎて、しんどい話かもしれません。
でも、自分を客観的に整理してみれる日が、いつかは来るんだというお話は、遠くに灯台のあかりが小さく見えたようにも感じるのではないでしょうか。
大切な人が死を選択したその理由・原因について、ずっと悶々と考察しているというお話も出ました。
そんな話題の最中に上がった精神科医と書籍がこちら。
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◆末田耕一
◆『「うつ」という医学の「言葉」は存在しない ヒロシマで見つけた「無意識の病」PTSDの薬物療法』
(;゚Д゚)おぁ…タイトルが既に重い…。
でもとても興味が湧きました。
既にAmazon注文済みの参加者様もいるようです。
自死への偏見も話題に上がりました。
こりゃ酷い……というリア話もありますがオフレコで(~_~;)。
そんな話題から、こんな映画の紹介もありました。
↓ ↓ ↓
◆鈴木家の嘘⇒映画公式サイト
遺族が直面する問題…偏見、死因をどうするか、お墓問題、そして家族が各々苦しみを抱えて余裕なくもがくところと隠したことから捻れていく部分等…遺族あるあるが盛り沢山。たくさん取材をして作られたんだなと思いました。
分かち合いのシーンなど少々大袈裟だなと感じる演出は、映画だからで許される範囲。
自死遺族を知ってもらうにはとても良いし、遺族当人にとっては「わかるわかる、これは無いよ」と客観的に観ることで、自分たちを見つめ直すキッカケになるかもしれません。
改めて「分かち合いの場の大切さ」も、大きく感じられました。
ネタバレになりますが、鬱と縊死の方は深く重ねてしまう場合(場面)があるかもしれません。
【早速鑑賞しましたというスタッフKさんのレビュー】
もう既に公開当時に観たよ、という方もおられるでしょうかね。
私はまだ日の浅い頃に知った映画でしたので観れていないです、…今なら観れるかな!?
今回もクールダウンを入れますと、トータルで3時間半ですが、あっという間にも感じてしまいました。
参加者の皆様、ありがとうございました。
そしてお疲れさまでした。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
次回【第14回】集いは7月11日(第2日曜日)午後13:30~、浦和コミュニティセンター(PARCO10階コムナーレ)で予定しています。
予約は不要です、お気持ちが向きましたらご参加ください。
お待ちしています(^^)。
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