第12回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
新緑の美しい季節、日中さいたま市内は29℃前後まで気温が上昇し、初夏を通り越すような蒸し暑さになった5月9日(日曜日)、第12回 星のしずく*自死遺族の集いを、武蔵浦和コミュニティセンターで開催しました。
参加者は16名、うち初参加の方は4名でした。
『どなたをいつ頃亡くされたのか』
自己紹介で一巡後は、今回も広めの集会室2つを使い、3グループに分かれてのわかちあいになりました。
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亡き人と、生きて挨拶を交わした最後の声、姿、その時の様子を今もよく思い出す。
忘れるわけはない。
お話の冒頭から、一緒に思いを馳せ、ゆっくりと皆で、普段はなかなか降りて行けない心の奥底に潜り込んでいきます。
亡くなった状況
発見時の事
通院歴
遺書
周りの家族以外の人たちに与えた影響
自身の体調不良
子供を亡くされた方、パートナーを亡くされた方、親御さんを亡くされた方、立場も背景も違っていても、ほんの一瞬でも心が通じ合うような話題もあったり、逆に違うからこそ気づき合えることもあります。
まだ本当に日の浅い方の悲嘆、取り返しのつかない事、もう二度と生きかえってこない、悔しさ、胸をかきむしるような日々。
十年過ぎてもまた新たな苦悩に頭を悩ませる、それぞれの想いをじっくりと聴き合いました。
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向こうで、穏やかに過ごしてほしいと願っている。
きっとのんびり過ごしているだろうと思う。
姿は見えなくても帰ってきてるなぁと感じたり。
穏やかな場所で過ごしているのがわかるので安心できたり。
大切な人の幸福を願って止まない気持ちは、この世だろうがあの世だろうが、変わらないのですね。
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形を変えて、自分のところに来てくれたり、メッセージが、届くことがあった。
事後に起こった不思議な事についての話題。
夢に出てくる時の様子。
神社にお参りに行きたくなかったが 最近は色々な本から学び行こうかなぁと思えたり。
時間が経つに連れ、色々なものの見方が変わってきたことについても話題に上がりました。
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年数が経つに連れ泣く場所がなくなってゆくけれど、分かち合いの場所ではちゃんと泣ける。
他で大丈夫!?って心配されそうな話しも、サラッと普通に聞いてもらえる場所、聴いてくれる人が目の前にいる。
ときおり、グループによっては歓声に近いような声が聞こえてきたりしてました(´・ω・`)…!!!?
毎回ですが、話し出したらノンストップ。
トイレ休憩に立ち上がる方もいません!?汗。
参加者の皆様、ディープなお話会、お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
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次回【第13回 集い】は6月5日(土曜日)、6月6日(日曜日)の二日間、オンライン開催です。
ZOOMへのご案内URL送信のため、要予約になります。
お気持ちが向き、ご都合がつくようでしたら参加ご予約を。
お待ちしています。
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