紡ぐ光の物語
亡き大切な人と対話する時間。
娘の自死から4年が過ぎ、5年目の春を迎えた現在も、相変わらず私は毎日想わない日はありません。
それでも事後当初の頃とは違い、考えていない時間もぽっかりとあったり、悲しい記憶よりも楽しかったことを思い出すほうが自然になってきている『今』があります。
もちろん胸がぎゅーーーっと締め付けられますけどね。
時間の流れは常に同じように刻まれているはずなのに、最近はとても早くバタバタと過ぎていくようにも感じるのは、良いことなのか悪いことなのか。
それゆえでしょうか。
寝しなに、居間の片隅に置いた小さなお仏壇前に座り、蝋燭にあかりを灯して香をあげ、たとえ1分でも2分でも亡き娘と対話するひとときは、個人的に尚更大切なものになってきています。
娘の好きだったティファニーブルー色で作ってくださった、いつかさんのオリジナルデザインキャンドルも残すところあと一本。
『拘りのあかり』を欲する気持ちが強くなってきていたところ、久々に亡き子繋がり『チームB(美術班)』でキャンドルアートワーク懇談会、一息入れることができました(^^)。
亡くなってもなお、臨在しているかのような愛する者との、過去>>現在>>未来を繋ぐ光の物語を紡ぎたくて。
今回の試作ワークはあかりを灯しても灯さなくとも、キラキラ感を醸し出す、ジェルキャンドルにトライしてみました。
①蝋燭の芯を先に完成させます。
―― 略 ――
まんまるフォルムが優しい耐熱性ガラスの器をチョイス。
亡き人との光輝くような思い出から、イメージを膨らませていきます。
私は故郷八戸の海で娘と拾い集めた貝殻から、物語を紡ぐことにしてみました。
※メインのデコレーション素材は燃えにくいものがベスト。
②コンニャクみたいなジェルワックスをハサミで細かく切ります。
ほほう(´ε` )意外にサクッと切れますね。
少し大きめに切った欠片に、芯の下部分を重石代わりにするために埋め込みます。
③亡き人との物語のベースとなるアイテムを、お皿に集めてイメージしていきます。
(こちらKさんのデッサンプレート)
④デッサンができあがったら、器に盛り込み更にイメージを膨らませます。
(私は潮騒をイメージ( `ー´)ノ)
先に切って細かくしておいたジェルワックスを沸点に気をつけながらコンロで溶かし、手順通りに2回に分けて器に流し込んでいきます。
―― 略 ――
⑤物語を器内にデコレート、ジェルが固まったら完成です。
(手順はそれほど面倒ではないので、物語のイメージを膨らませることに、じっくり取り掛かれそうな感じ)
⚠飾る物を詰め込み過ぎにご注意を。
⚠中の芯との距離、装飾品の配置にも置きをつけください。
☆点灯☆
亡き娘と対話する時間を照らしてくれるあかり。
悲しみもまあるくまあるく形を変えて生きますように。
この世から彼方へ紡ぐ光の物語。
📷生前、娘が那須高原の工房で作ったジェルキャンドル🐠『ニモ』の続きも膨らませてみたいな。
2021初夏、『星のしずく』アートワークで企画してみたいです(^^)。
※より安全に蝋燭を愉しむために※
⇒手作りキャンドルの危険性/いつかさん
◆自死遺族の集い
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