戦友とゆく
写真をご覧になって、ピンときた方もいらっしゃるでしょうか。
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10月の終わりに、横浜の保土ヶ谷駅で待ち合わせた『チームK(亡き子繋がりの散策班🚶)』は、駅から車で10分強ほどの場所に位置する『英連邦戦死者墓地』へ向かいました。
チームKの一人の提案で向かうことになった、この日のメンバー全員が初めて訪れる場所。
第二次世界大戦中に日本で命を落とした戦没者を弔う墓地であり、イギリス、オーストラリア、インドネシア・パキスタン、ニュージーランド、カナダ出身の日本軍捕虜たちが、葬られているようです。
日帰り散策スタートに墓地をチョイスするなんて、かつての私ならあり得ないことなのですが(^_^;)、娘を自死で喪ってからは、心が落ち着くようで、機会があれば出向きたい場所になってしまいました。
手入れのされた薔薇が等間隔で植えられ、管理の行き届いた静かな墓地を行く。
娘のお骨が納骨されている遠い故郷の霊園に想いを馳せながら、ゆっくりと歩きます。
お墓に刻まれた故人の没年齢のほとんどが、十代であることに胸が締め付けられました。
死因は違えど(向き合った相手は違えど)、戦って逝った若者たち。
うちの娘は自死でしたが、これも、その人にしかわからないどうにもならない心の葛藤の闘いがあった上での死なのだと、事後から3年9ヶ月経った今は考えますし、当初の(愛するがゆえの)怒りの気持ちは驚くほど鎮静化しました。
逆に… まわりには悟られずに、よく一人で闘ったね… と、労うように偲べるようになってきた私自身に驚いています。
戦死者を戦友たちで弔う。
墓地を訪れた我々自死遺族はグリーフサバイバーですから、愛する者の喪失による悲嘆を闘いぬき、悲しみ(亡き大切な人への愛)と共に、寂しさと闘いながら生き続けている戦士でもあると思うのです。
そうした中、繋がった戦友たちと、お墓に刻まれた遺族のメッセージを読みながら、切ない気持ちで胸がいっぱいになりました。
異国の地で没した息子や夫。
ある日知らされた家族は、どれほどに辛かっただろうか。と。
大変おこがましいかもしれません。
けれど、亡き娘への想いを重ねながら、お墓に刻まれたご遺族たちのメッセージと、この日分かち合えたような貴重な散策になりました。
📷横浜まで来たのだから横浜中華街で、久々の昼ビール、献杯。
📷アメリカ山公園の門。
そこからは、ひたすら歩きっぱなし😅 汗をかいて、心と体のデトックス効果を狙います。
📷港の見える丘公園『ローズガーデン』
📷大輪の秋薔薇が優しく出迎えてくれました。
📷公園内噴水まわりのお花にも癒されまくります( ^∀^)。
📷重要文化財 日本郵船『氷川丸』
家族4人&亡き実母で訪れたことのある、このあたりからは思い出深い場所です。
でも、戦友たちが一緒だと、地雷も… 温い湯タンポに変化するようで… 抱き締めて歩けるような。
(いつか魔のディズニーにも行けるかな?😅)
📷大さん橋。
鯨をイメージして作られているのだとか。
ここは初めて歩きました。
海風が優しい晴天に恵まれた日で良かったです。
📷赤レンガ倉庫でビール&カクテル休憩←麦茶代わりです(散策班は皆ザル)◎
📷十三夜の月が照らしてくれた静かな夕べ。
コロナ禍平日を狙っただけあり、人混みも通常より激しくないのでホットします。
📷天使の父親(オヤジ)発見……意訳も含め、文字通りです(`・ω・´)。
📷思い出の詰まり過ぎる夜景名所も、地雷とはならずに済み、戦友たちが一緒だと… うん… なんとか胸に抱いて歩けています。
夕食は駅近の飲食店でまたまた献杯🍺
ふざけた話も難なくできるようにはなりましたが、時にグッとテーマも重くなるのが戦友同士ならでは。
この日のテーマにまるっとリンクしたブログも見かけました。
~自死について論じてみる~
⇒『自殺のタブー化をまず変えてみよう』/虹の国のトゥイのブログさんの記事です☆
(⚠自死肯定論では決してありません⚠)
新コロに注意しながら、心と体のデトックスも定期的に続けたいなと、心地よい疲れを感じられる今の私自身の体力と気力を有り難く味わい、共に行く戦友たちに“お疲れさま”を。
◆自死遺族の集い
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